第8回東京ベイカップ2015開催

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ルアーライフでは、プロガイド船にのってバス釣りをもっと味わう大会SFGJを開催しているが、シーバスにも志を同じくする先輩格の大会がある。東京ベイカップだ。2015年は、5月24日に開催され、第8回目となる。
 
港区の区議を努める榎本茂氏の呼びかけで、東京湾にもプロガイド船による本格的なルアーフィッシングを根付かせ、東京湾の水辺資源を大切にしていこうという活動の一環だ。そうした考えに基づいているため、釣り大会としては異例だが、都知事賞や港湾局長賞という公の冠をついた賞が付与される。
 
運営は、NPOの海塾が手弁当で行っており、参加費は無料だ。
 
年々盛り上がりをみせる東京ベイカップは、第8回を迎え、今回は約20艇弱、計50人弱の参加となった。湾奥のカリスマコンビ村岡正憲氏、大野ゆうき氏の参加や、神奈川側のガイド船もはるばる馳せ参じ、否応なく盛り上がる予感。 

TKBC2015syuugou夜も明けきらぬうちに次々にボートが集結。今回、湾奥でボートシーバスのガイドサービスを手がける「釣り日和」の渡辺キャプテン(通称“ナベさん”)の艇に乗船させてもらった。

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開会式を早々に終えて、桟橋の周辺に散会。スタートのブザーを待つ。しばし、静寂。

開始のブザーと共に、一斉に疾走。テンションがあがる。TKBC2015go

4:45出撃→7:30検量 というタイトな時間設定のため、短時間で結果を出すことが求められるわけだが、プラクティスをした人たちの話では、ここ数日、相当渋いとのこと。当日は、赤潮が発生し、潮回りもダラダラ。通常であれば、すぐに反応がある所でも、ノーバイト。

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東京湾はストラクチャーだらけ。それだけ、攻略のバリエーションがあり、楽しめる。さて、何処攻める?

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バイトが浅いよ、というキャプテンのアドバイスに従い、竿を立てずに下げたままキャスト&リトリーブを繰り返した。しかし、釣れん。。。

うーん厳しい。悪条件が重ならない限り、普通に釣れるのがボートシーバスだが、今回はなかなかの渋さ(釣り人の言い訳)。底べったりや、キワのキワを通さないと口を使わず、ストラクチャーから10cmも離れると、途端に反応がない。キャスト精度を上げねばと、痛感。

 

最後の最後に、海藻が生い茂る3m程度のシャロー帯に魚っけを感じ、バイブレーションの早引きで連発し、沸き立つもバラシの連続。。。

 
検量に間に合わないと失格になるので、いそいそと桟橋へ。運営スタッフの方が、各ボートに乗り込んで検量。

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検量にもルールがあり、キーパーは45cm以上、かつ魚が死んでいたり、リリースしても泳げないほど弱っていた場合は、ノーカウントとなる。

結局、ストラクチャーで1本、シャローで1本の計2本、合計長1mをほんの少し割るという始末。うーん、くやし。
全員の検量が終わると、表彰式に。中央の、黒い格好の方が、榎本氏。

TKBC2015hyousho50人からの参加の中で、リミットメイクはわずか9人、7割近い人がノーフィッシュという、ボートシーバスとしては惨事に近い結果となった。

その中でも、ガイドサービス「with」の高見艇に乗り込んだ釣りウマのF氏が、1匹の最大サイズも、3匹の合計長も両方とも首位をとり、ダブル受賞となった。写真、右が高見キャプテン。TKBC2015first

F氏に話を伺った所、シブい中、なんと10匹を越える釣果だったのこと。開始直後のまだ薄暗い時間帯に、河口付近にバチパターンの余韻が残っていると観て、マニックなどのシンペンのスロー引きで、リミットを揃えたとのこと。その発想は、正直まったくなかった。いろいろな条件のなかで、アプローチの違いが大きな差となったわけだ。※バチパターンのルアーについてはこちら

 

短時間で、タフなコンディションではあったが、いつもとは違う緊張感と参加者の熱気があり、オモシロイ体験ができた。

今回お世話になった、「釣り日和」さん。左が、渡辺キャプテン。右は、今回、誘ってくれた常連のハセゴニアさん。ガイドありがとうございました。TKBCcapten

また、苦労されながら大会を開催された榎本氏、スタッフの方に、心から感謝したい。

来年もまた!

「釣り日和」さんはこちら→ http://www.tsuribiyori.net/

(yk)

 

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