- 2014-7-23
- トラウト注目記事
ナベミノー
渡辺裕氏のハンドメイドミノーで、写真は11センチモデル。
このミノーも大変古く、1980年前後の登場だったと思います。
初期のモノはリップを取り付ける為の切り込みがボディー側面にまで達していたのだけれど、後にリップの差し込み具合が丸見えにならない様、側面側が覆われる様になりました。
僕が足を運んでいた平塚のショップに、当時、このナベミノーが初めて登場した時、店のモニターには、衝撃映像が、映し出されていていました。
このミノーに一体何匹のバスがアタックしてきたのか?まさに爆釣劇。
驚きでした。
ルアーのアクション自体にも大変新鮮なモノを感じました。
トップウォーター的に、あまりダイブさせず、水面をリズミカルに引いて来るんですが、ミノーの左右への振れ幅の大きいこと。
今までのミノーとはアクションの質が全く違うということはスグに分かりました。
で、このビデオの中で起こっているコトは、そのアクションの質が見事にハマッた瞬間。
いつも、こういう状況になるなんて、思いはしません。
でも、少なくとも現実に起こっていたコトには間違いない。
タダ引きでもボディーをバタバタと左右に倒しながら、とても大きくアクションするから、ロッドアクションをうまいことミックスしてやると、更にダイナミックなアクションに。
それでいて、細身なボディーだから、オーバーアピールになりにくい。
スローからファストまで、泳ぎも安定していて、言うことがない。
渡辺氏は、このミノーを、バスとブラウンに。と言っています。
ポイントへは、なるべく静かにアプローチする必要があります。
理由は、ボディー形状が空気抵抗を受けやすく、ウエイトも入っていないので、ロングキャストが苦手である為。
これは明らかに短所。
でも、この個性的なアクションは、短所を補って尚、余りあるモノ。
いつも通りの釣りが全く通用しない時には、特に心強い存在となります。
で、ブラウンの爆釣を今も夢見るワケです。
(even)
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