- 2015-8-31
- 渓流と湖の釣り/IN THE FIELD
- 渓流, Rough Stream, イワナ, ヤマメ, アマゴ
スピナーに昂る。
夏になると、いつも使いたくなるルアーがある。
そう、スピナーだ!
以前からスピナーも好きなルアーで、色々な物を使って釣りを楽しんできている。
スピナーは老舗ブランドなど昔ながらのルアーも多く、発売してからロングセラーで仕様もそのままになっていたりする。
そこで、ちょっとしたカスタムというかチューンアップとも言い難いけれど、元々ついているゴツいトリプルフックを外すという準備を施す。
トリプルフックは直についているものもあるので、フックのアイをペンチでカットしてスプリットリングを介してシングルフックをとりつける。
今回準備したスピナーの中には久しぶりにストックから取り出したスピナーもあるから色々楽しんでみよう。
フランスの老舗、ルブレックスのスピナーを中心に見繕って作業をし、東へと向かった。
東の渓流。ヤマメとイワナと、スピナー。
夜中の国道をひた走ること数時間、目指す川が見えてきた。
今回この川に決めたのは翌日に有難いお誘いを受けていたのもあり、初めて訪れる河川も含めて、自分の地図を少しでも拡大したかったからだ。
天気は曇りの良い天気。
車を停めると早速虻が多数まとわりついてくる。これも予想して、今回は多めにハッカ油を用意してきた。
体にハッカ油を振りかけて、出来る限り車内で準備をして、外にでる。
川までの道は虻を引き連れながら、降りていく。
気を落ちつけながら、まずはシルバーベースのルブレックス、オンデックスを結ぶ。
魚影は確認でき、きっとそのうちどうにかなるだろうとオンデックスをキャストし続ける。
今回のロッドはシルファーの中でもしなやかなIidaコンセプトにした。
軽いスピナーをキャストするにもうってつけだ。
オンデックスを表層気味に飛び出すか飛び出さないかの所でコントロールしながら引いてくる。
ボサの下から焦るようにヤマメが翻筋斗打って出てきてバイト!
夏を感じさせてくれるヤマメだった。
写真を撮ろうと屈むと、汗で濡れたシャツ越しに虻が容赦なく刺してくる。そこそこに撮影を済ませ、多数の虻から逃げるように先へ急ぐ。
オンデックスにヤマメが来てくれたので、ここでルブレックスのアルタにルアーチェンジ。
似たような色味で攻めてみる。
少し前からイワナらしきチェイスが増えてきたなと感じていると、案の定来てくれたのはイワナ。
アルタを使うのも久々だったので、もう少し試そうかとカラーチェンジもして赤金系のアルタでもイワナをキャッチ。
驚くような魚影も動いてくれたけれど、残念ながらバイトまで持ち込めず…
それでもスピナーの底力をひしひしと感じながら、翌週は西へと向かった。
西の渓流。アマゴと、スピナー。
狙いはアマゴ。
プレッシャーの高いフィールドだけに気は抜けない。
この日もまず取り出したスピナーはオンデックス。
ブレードが水面から出るかでないか位の感じで、表層を意識しながら引いてくる。
ヒット、そしてキャッチ。
ブラキストンとスイミングフックの組み合わせもバッチリ。
水深のある場所では一応念のため底まで探ってみるために、ヘドンのソニックを沈めてリフト、フォール、ヒラヒラさせているとこちらにもヒット。
前回の教訓を活かし、またちょっとチューンしてきたので嬉しさもひとしお。
また瀬をスピナーで流して行く。
調子良くきていたが、ここで少し歯車が狂いはじめる。
結んでいるスピナーはルブレックスのエルバ。
スイミングフックを装置しているものの、先ほどから良いバイトをフックアップできずに何度となく空振り。
そこで少しスイミングフックに細工を施し、ようやくヒットを得ることができるようになった。
こういった現場での擦り合わせ作業も楽しく、またちょうどよいセッティングを煮詰めていく過程が堪らない。
次は何を使って釣りしようか… 歩いて汗をかきながら考えている時間も楽しい釣行でした。
[タックル]
ロッド:アングラーズリパブリック、シルファー ・ D3カスタムルアーズ、ブラキストン
リール:ABU、カーディナル3R/33X
ルアー:ルブレックス、オンデックス/アルタ/エルバ ・ へドン、ソニック
フック:レベルフィッシング、ミノーブラック#1~3
ライン:ヤマトヨテグス、サイトエディション6lb
ネット:Rough Stremネット(S)
[カメラ] ペンタックス WG-3
[ロケーション] 山形県、静岡県 8月