- 2015-6-4
- 渓流と湖の釣り/IN THE FIELD
- 渓流, 木下進二朗, アマゴ, 狩野川水系
2015年の渓流シーズンは早くも3か月が経ちました。
シーズン初期。僕は伊豆半島の中規模本流で居つきの本流アマゴやサツキマスを狙う事に興じていましたが、今年はイマイチ。というよりもサッパリでした。
3月の渓流アマゴ
そんな時は暇つぶしに写真を撮ってみたり、支流に逃げ込み小さくても綺麗なアマゴを探す事で本流での鬱憤を晴らす事にしています。
ですが、その支流もそんなに優しくはないのでした。
最初の一尾に会うまでにどれだけ歩いたでしょうか…。
ただ歩いた距離が長ければ長い程獲物を手にした喜びは大きく、じっくり観察してみたりします。
このアマゴは年を越したのでしょうか?
錆が入り野性味のある姿をしていました。
月日が経つにつれて魚達のコンディションは目に見えて良くなっていくのが分かります。
きっと、暖かくなり出始めた虫等の栄養豊富なベイトを食べる様になるのでしょう。
風に揺られて今にも落ちそうな蝶の幼虫を魚の気持ちになって撮ってみました。
魚達はきっと、早く落ちてこないかなと待ち構えていることと思います。
また、森の中からはコココッという小気味よいリズムの音がします。
キツツキが巣穴を作っているのです。生憎、この時は音を発していた本人には会えませんでしたが、器用に開けるもんだと感心してしまいます。
5月も下旬に差し掛かると、フジも咲き終わり水面を飾っていました。
咲き誇っていた時とは別の美しさがそこにはあります。
蝶やトンボが飛ぶようになると、なんとなく渓流が活気付いた。そんな気がしてしまいます。
ただ虫の命は儚いものでもあります。
この羽根を見たとき、自分で羽ばたいて空を飛ぶってどんな感じなのだろうと考えてしまいました。
5月の渓流アマゴ
そろそろ話を「魚」に戻そうと思います。
解禁直後に訪れて以降、2ヶ月半ほど空いて訪れた川のアマゴ達はみんな素晴らしいコンディションで僕を出迎えてくれました。
しかし、いくらコンディションが良くなったとはいえ、ゴールデンウィークや各週末に訪れるアングラーを掻い潜ってきただけあって、簡単には釣れてはくれませんでした。
攻めにくいポイントこそ魚のストック量が多く、レンジにもシビアな印象でありました。
この日最後のアマゴはやっぱり藪の生い茂ったポイントでのヒットで、苦労しながらのランディングとなりました。
そしてただでさえ歩き難い渓流に生い茂る藪を掻き分け、ヘトヘトに成りながら退渓点へと辿り着いたのでした。
タックル
ロッド:ジャクソン カワセミラプソディー452ULL
リール:ダイワ セルテート2004CH
ライン:YGKよつあみ G-Soul PE 0.4号
リーダー:YGKよつあみ ニトロントラウトグレン 5lb
ルアー:ジャクソン 奏50 / 自作フローティング50mm
撮影機材
カメラ:Nikon D5200
レンズ:SIGMA ズームレンズ18~270mm
ロケーション
静岡県伊豆半島 狩野川水系