- 2014-8-21
- トラウト注目記事
ティムコ、トリックトラウト ノイジー
トップウォータープラグの中でも、シケイダーには、昔から様々な形やアイディアがあって実に面白いです。
もともとは、フレッドアーボガスト社のジッターバグや、ヘドンのクレイジークローラーからの発想が基本で、あの、釣りキチ三平くんも、ジッターバグを用いて、蝉パターンを演出、ブラウントラウトをキャッチしていますね。
ブラックバスルアー図鑑21: ジッターバグ
https://www.lure-life.com/news/blackbass/lure/jitterbug.html
ただ、シケイダーは、これらノイジー系と呼ばれるルアーのカテゴリーから一歩離れて、独立ジャンルとして、「セミ」を扱う様になってきている気もします。
理由はきっと、単なるサーフェスゲームの枠を超えた、蝉ゲームの楽しさ。が、そこに存在しているからではないでしょうか?
ホンモノの蝉を使う人までいる。
バス用、トラウト用、羽に見立てた水車がクルクルと回ったり、羽毛でウイングを表現していたり、リップ付きのものや、ゼンマイで羽がビチビチしたり。ソーラーパネル搭載でビチビチしたり。。
ブラックバスルアー図鑑15: セミオート
https://www.lure-life.com/news/blackbass/lure/semi_auto.html
ブラックバスルアー図鑑63: シグレット & グランドシグレット
https://www.lure-life.com/news/blackbass/lure/siglett.html
写真は、ティムコのトリックトラウト ノイジー。
ごく基本のジッターバグ系で、トラウト専用。
残念ながら、現在は生産されていませんが、ティムコという会社、大変な蝉好きの様です。
様々な蝉ルアーを輩出しているし、現行モデルを見るだけでも、たくさんの蝉たちが、幅をきかせている。
蝉ゲームが楽しいのは分かるし、コイツにハマルとマズ抜け出せないのも分かる。
けれど、このゲーム、結構マニアックな狭い世界の釣りの様に思います。
シーズンだって、例えば中禅寺湖の春ゼミであれば、5月中旬~6月中旬くらいの約1ヶ月と、とても短いうえ、天候とかによっても羽化する固体数が随分と変わる。
だから、同社の力の入れようは、これをビジネスと捉えた場合、ある意味、合点がいかない部分がある。
そんなに需要があるのかが、??なワケであります。
本当はセミのルアーって、単純に、結構人気があったりするダケなのカモしれません。
渓流とかで、テレストリアルパターンにはめ込んでもイイし、アングラーの心理として、ジッターバグより釣れそうに思うのカモしれない。
ただ、もし、蝉ルアーを持っていて、まだ蝉パターンの釣りを経験したことがない人がいたら、是非一度、出かけてみてほしいと思います。
で、1匹釣るまでは、やってほしい。
きっとハマると思います。
僕のおススメはやはり中禅寺湖のブラウントラウト。
ミノーイングとは異なる独特な趣があります。
(even)