- 2015-7-14
- ブラックバス注目記事
- [●●が教える], 琵琶湖, 夏
7月8月の琵琶湖!小田圭太が教える夏休みバス釣り作戦
O.S.Pのプロスタッフも務める、ご存知、小田圭太さん。
ルアーライフが主催する、名フィッシングガイドを競うバストーナメント、スーパーフィッシングガイド・オブ・ジャパン 2015にも参戦している。
9月30日まで開催されている本大会、大物では、現在4尾のロクマル釣果が投稿されているが、このうち2尾は、小田さんがガイドを務めたアングラーのものだ。
デカバスドリーマー達の夢を、常に現実のものとして来た腕利きフィッシングガイドは、意外にも初心者やファミリーにも人気が高い。
無料タックルの用意だってある。
そんな小田圭太さんに7月の梅雨明けから、8月いっぱいまで、夏の琵琶湖のバス釣りについて解説していただいた。
夏の琵琶湖
プラス20センチあった琵琶湖の基準水位は、6月中旬以降、マイナス20センチへと水位調整され、台風や豪雨に備えている。
梅雨が明け、雨天が減り、湖流がなくなり、これまで良かったポイントもどんどん無くなってしまう。。
だからバス達も、岸沿いからどんどん姿を消して行く。
この時期の琵琶湖の魅力がここにある。と小田さんは言う。
ちょっと頭の中が、“????だらけ“ になりそうだけれど、要するにバス達は集結するのだ。
そして、どこに集結しているかを知れば、年間を通し一番パワフルなこの時期の琵琶湖バスのファイトを思う存分に楽しむことができる。
ポイントは基本的に岸から離れるから、ボートでの釣りが適しているといえる。
▲ 小田圭太 夏のワンシーン。
湖流
湖流がなくなり。。とはいえど、それでもやはりボディーウォーターは意識したい。
チャンネルラインにも流れが発生しやすい。
流れの強弱は日によって異なるが、仮にほとんど流れを感じることができない様な日和でも、水中のベジテーションを観察することで、普段、水通しのあるポイントか否かがわかる。
水通しの良いエリアでは、ウィード郡は、普段から流れの方向へ、なびく様に傾いているし、他にも、通称トロロ藻が付着していないことなどから判断できる。
カナダ藻ドーム
ほとんど水面直下にまで迫る夏のカナダ藻。
水深はというと、4メートルとか普通にあったりする。
カナダモに高さが出てくると、底の方に生えていたカナダモには光が当たらず、枯れていき、ここに隙間ができる。
これが、カナダ藻ドーム。コンディションの良いデカバス達がここを回遊し、フィーディングをする。
前述の湖流を受けるエリアと、カナダ藻ドームが1セットであることがベストポイントの条件となる。
パンチショット
カナダ藻ドーム表面の藻穴から、ピッチングでドライブクローラー6.5inや、ドライブシュリンプ4.8inをフリーフォールで核心部へと送り込む。
リグは、ジカリグ(直リグ)。
3/8~1/2oz.のタングステン棒シンカーに、ワームサイズに応じたオフセットフックを装着。スイベルを使用してライン絡みも防止する。
少々、なじみのない組み合わせに感じるが、カナダ藻ドームに対しては、1oz.シンカー並のスリ抜けの良さを誇る。
小田さんは、ゲスト(お客さん)のために、この直伝スペシャルリグをいつも用意してくれている。
テンポ良く藻穴にキャストして、型の良いバスを抜いていく釣りだから、かなり楽しめそう。
ロッドは、最低でも7ft~7ft 4inのMH~H、中弾性のレギュラーテーパーが理想とのこと。
ラインはフロロ18~20lbのベイトタックルだ。
▲ O.S.P ドライブクローラー(左)と、O.S.Pドライブシュリンプ(右)
フロッグゲーム
雨が降れば、フロッグゲームが楽しい。
ルアーは、イッシュ・モンローがデザインした、スナッグ プルーフ・イッシュズ ポッピン ファッティーが小田さんのお気に入りとか。実力もなかなかなモノだし、愛嬌のあるフロッグは使っていて楽しい。
7ft MH~Hのフロッグ専用ロッド、ベイトリールには、PEライン4~5号を巻いておく。
ポイント的には、やはりボートが前提だが、台風後などで水位が上がっていれば、おかっぱりから届く様なエリアにもチャンスがあるという。
ビギナー
さて、少しスキルが必要となる釣りをご紹介してしまったでしょうか?
ビギナーであれば、2.2gシンカーのダウンショットリグの釣りがいい。
ラインは5~6lb。マス針に、ズーム・カーリーテール(ZBC・C-テール)をセットして、水深4~4.5メートル、コカナダ藻や、センニン藻やどの、ウィードエリアのアウトサイドエッジ(沖側の境界)を狙う。
小物の数釣りと思うなかれ。大物がロッドを満月の如く絞り込むことに備え、スピニングリールのドラッグはいつでも緩められる様に気構えたい。
おかっぱり
単純に考えて、近江大橋よりも下流の瀬田川エリアの様に、放水量が少ない時でも水の流れが効いているエリアなると、ポイントはかなり限定されそうだ。
なかなか、おかっぱりは厳しい。と、言えそうではある。
夜釣りにしても、危険が多いばかりか、駐車可能スペースのことや、地域事情等、現実的にはムズカシイ部分が多い。
夏休みを利用した遠征組ともなれば、ここは遠征費用の問題はあるものの、やはりガイドサービスを利用したボートフィッシングが安心できるかもしれない。
ガイドサービスの薦め
夏の琵琶湖はカナリ暑い。
橋下は釣り禁止だから、琵琶湖には実質、日陰がない。
だから、炎天下となれば、快適なのは、カナダ藻ドームのバス達くらいなモンだ。
アングラーにとっては日中の釣りはかなり体力を奪われる。コールドドリンクやカチワリ氷では、限界も。。
小田さんの、フィッシングガイドサービスは、早ければ、朝5:00集合。
で、ドピーカンなら、10:00で一度休憩。14:00から再スタートして、18:00帰着の、正味9時間。
この位が、琵琶湖の炎天下、釣る側の集中力や体力等、釣りの効率を勘案した場合のお勧めパターンだと言うし、実際、これで十分に楽しめてしまう。
中休みの4時間は何してるの?というと、スーパー銭湯がおススメですって。ひと汗流してサッパリしたいところ。
他には、食事に、タックルのチェックやアドバイスをいただいたり。。質問攻めだってアリだ。
憧れの琵琶湖フィッシング、この夏は是非、実現したい。
小田さんとの充実した1日が待っている。
O.D.Aガイドサービス>>
現在、2015年7月のガイドは既に予約で埋まっています。
8月は1週間前であれば、予約可能な場合が多いとのことです!
(ア)
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