- 2015-7-6
- ブラックバス注目記事
- 猪苗代湖, スモールマウスバス
◆猪苗代湖で50UPが連発しているらしい
猪苗代湖の釣果ページをみていると、50センチオーバーのモンスターなスモールマウスバスが、連日捕獲されている。うーん、これは釣ってみたい。
利根川の流入河川や、多摩川でもスモールは釣れるが、いいとこ40アップがせいぜい。
「素人がいきなり来て釣れるほど、イージーじゃないよ」とか、
「プリとアフターが混ざってて釣りにくいよ」とか、
なんだかネガティブな事前情報を得ていたが、一方で釣りウマたちの50UP釣果が続々アップされている。
そこは下手くそでも釣り人、勝手に自分なら釣れると思い込み、猪苗代湖に出撃!
◆猪苗代湖はデカイ!
午前1時に都心を出発し、渋滞に嵌まることもなく、道に迷うこともなく、思ったよりも早く到着。
で、デカイ。それもそのはず、勉強不足だったのだが、猪苗代湖はデカイのだ。琵琶湖、霞ヶ浦、支笏湖に次いで日本で4番目のでかさ。普段、行っている高滝湖や河口湖なんかに比べると、やたらにデカイのだ。
◆猪苗代湖を貸切バス釣り!
週末の東京近郊のメジャーフィールド、例えば高滝湖や亀山湖だと、出船時間前にはアングラーの行列ができるものだが、誰もいない。あれ、予約日程を間違えたか??今日は、釣り禁止日かなにかか??
いくら、明け方まで雨が降っていたとは言え、他にアングラーがいないのはおかしい。。。。。と、一抹の不安に陥る。
しかし、その不安は杞憂にすぎず、単に普段からアングラーの数は多くないことが判明。えっ、貸切り状態じゃん。のほほん派としては、釣れる釣れないの前に、ポイントのバッティングを嫌うわけで、貸切状態ならバッティングしようがない。ウキウキだ。
とはいっても、初めての猪苗代湖。広いだけに、どこをどう攻めて良いやら。。
ということで、今回お世話になったボート屋さんエムズショップさんで、受付を済ませたついでにアドバイスをもらうことに。
「ポイントを自分で絞って行くのもバス釣りの醍醐味ですよ」といいながら、気さくに攻略のヒントを教えてくれた。普段のマッディーウォーターでの釣りとは、だいぶ勝手が違うようだ。
ボートでの釣り開始は7時からなので、タックルを用意しながら、桟橋の周りで水遊び。
3人立ってキャストしても困らないサイズのボートがレンタルできるのもうれしい。
◆釣り開始。まずはシャローを攻める。
シャローを狙いながら、ボートを流していく。下記、写真の一帯は水深1m未満。底が見える。うっかりしていると、エレキのプロペラが底を擦ってしまうので、注意。
ベイトはいるが、バスの姿はなし。かなり遠くまで、水の中が見えてしまう。これだけ、見えてしまうと、逆に釣れる気がしないかも。
シャローを目を懲らして流していると、確かにでかいバスがたまにいる。見えバスめがけて、ジャークベイトや、ジョイクロを投げてみるも、まったく反応しない。あたふたしている間に、どこかに行ってしまう。あれ、どうやって釣ればいいんだ???
◆石積みを狙え!
高滝湖や霞ヶ浦なら、オーバーハング、立木やアシ打ちがメインの攻め方だが、猪苗代湖にはそもそもアシやオーバーハングが全然ない。ただ、とんでもなく水はクリアーで7mくらいまで見える。
崖崩れの後なのか不明だが、石積みのようなものが斜めに7m付近まで入っている箇所が所々にあり、どうやらそのあたりが狙い目な感じだ。ベイトも見える。
明らかに、雰囲気がある。目を懲らしていると、やはりバスがいる。底の色に溶け込んで見にくいが、悠然と泳ぎ、深場へ消えていく。陸地から入った石積みが、5~7mラインで砂地にかわる境目がやはり怪しい。
この手のブレイクを重点的に攻めることにする。
◆ついに猪苗代モンスター登場
ウグイかなにかのベイトが水面をピチャピチャしているエリアに差し掛かる。おっ、いた~。デ、デカイ。
すかさず、泳いでいく方向に、キャスト。しばらく、誘っていると、隊長にキター━━━(゚∀゚).━━━!!!。3lbのラインが切れないように慎重にやりとりをする。ドラグが鳴る鳴る。ジャンプを何度もいなしながら、なんとかラバーネットに取込みに成功。遂に来た、ゴンザレス50UP。さすが隊長。
ヘラブナみたいな体型。ラージマウスとは、大違いな面構え。
ラージマウスで50を超えてくると、拳が入りそうな口の大きさだが、スモールは口がホントに小さい。
でも、パワーはラージより強いぞ。この、竿を絞り込む感じを味わうと、また来たくなるではないかああああ。
◆釣ったのはダウンショット
実は、釣ったのはダウンショット。最初は、猪苗代湖のバス釣りブログをみて仕入れた情報をもとに、大きめのミノーや、ジョイクロを投げていたのだが、付け焼き刃で釣れる筈もなく。。。
結局、こなれたダウンショットに頼って、釣り上げることができた。
その後は、残念ながらモンスター級をつり上げることは出来なかったが、バカの一つ覚えのダウンショットとスモラバで、20~35cmのスモールを7,8本拾うことができた。
ウグイらしき小魚が、ピチャピチャやっている所には、確実にバスがついていた。
ブレイクの上側に小さいバス、ブレイクの下側にデカイバスという感じを掴んだ。チビバスがいれば、その下にデカイのが居ると信じて投げ続けることも必要そうだ。
ビックベイトの達人たちは、モンスターを浮かせて獲るようだが、いずれにしても「サイトで釣る」という感覚が必要であることは、間違いなさそうだ。
東京都心から、十分日帰りできる距離に、モンスターの楽園があるという幸せを噛みしめた一日だった。
易しくはないかもしれないが、アングラーが少ない自然の中で、ゆったりとバス釣りを楽しむのも悪くないなあと。
◆おまけ
距離がある分、東京に近づいた時には、既に夜もふけっており、渋滞に遭うこともなく、スムーズに帰ってこれた。
実は、お盆の頃も狙い目との情報を得た。シャローで飽きない程度に小バスと戯れることもできるし、要所要所で50UPのスクールを狙い撃つことも可能とのこと。次回は、8月だ!
◆今回、お世話になった猪苗代湖のレンタルボート
猪苗代湖のエムズショップさんホームページはこちら
http://ms-shop.ftw.jp/
各種サイズのボート、エンジンのレンタルができる。もちろん、船舶免許は必要です。
釣り時間7:00-17:00 ※追加料金で1時間延長可能
ボートのサイズが大きいので、2人ではなく、3人で行くのがオススメ。高速代、ボート代と3人で割ればお財布にやさしい。
[基礎データ]
・釣行日:2015年7月4日
・天候:雨のち曇り
・水温:午前中19℃、午後20℃
(TK:ズッコケ三人組)
▼関連記事
・初夏の猪苗代湖バス釣り攻略
https://www.lure-life.com/news/blackbass/hata-takuya_early-summer.html
・猪苗代湖のバス釣果報告 http://blackbass.lure-life.com/spot/detail.php?s=10220