石井勝也が教える、10月の釣り!秋の桧原湖 スモールマウスバス。

石井勝也が教える、10月の釣り!秋の桧原湖 スモールマウス。石井勝也が教える、10月の釣り!秋の桧原湖 スモールマウスバス。

石井勝也プロフィール

ルアーライフの企画するフィッシングガイドによるバストーナメント、スーパーフィッシングガイド・オブ・ジャパン 2014( http://www.lure-life.com/special/2014_SFGJ/ )にも参戦中で、JB TOP50プロ 小森嗣彦さんの愛弟子との噂も高き、いっしーこと、石井勝也さん。
小森プロを尊敬しつつも、独自のルアーフィッシングスタイルとセンスを持ち合わせる。
スモールマウスバスフィッシングをこよなく愛し、福島県は桧原湖で“いっしーガイドサービス”を営む。
小森プロとは、カナリ、仲がいいみたい。

いっしー 流フィッシングスタイルが桧原湖で爆発!

秋の桧原湖はスモールマウスバスの数が望める湖としても名高い。
但し、繊細でシビアな釣りが求められることも多いもの。
風が強かったりすると、ライトリグではアタリはおろか、ボトムへの着低すら、判らなかったりもするが、秋の桧原湖を知るスモールマウスバスフリーク達の大半は、3インチ程度のワームを駆使して、スモールの強烈な引きにシビレまくる。
そんな釣りが、一番効果的なのかもしれない。と、石井さん。が、しかし。
いっしー流スモール戦略はチョットちがう。釣果だって負けてない。

ゲーム性の異なるスモールマウスバスフィシングをしてみたい!

トーナメントは別としても、基本、ライトな釣りに走らないことを身上としている石井さん。ハードルアーの釣りが好き。
エサ釣りの対極にあるかの如くスタイルだ。
ソッチのほうが、断然面白いと考えていて、氏にフィッシングガイドを依頼するバサー達も、また同様。
ハードルアーで釣れるのなら、そのほうが良くね?って感じ。

石井勝也、秋のワンシーン。
▲石井勝也、秋のワンシーン

桧原湖、秋のキーワード

■キーワードその1: ディープ

ベイトであるワカサギの動きは非常に活発で、スモールもまた、それを追って非常に活発に泳ぎ回る。
石井さんの釣りは、広く探る釣りだ。
使用する魚探のメイン周波数は100kHzチョット。この周波数は、ピンポイントを探るのには適さない。
広く探るためのチョイス。ワカサギの群れの回遊を探す。
秋のワカサギは、5~10メートルの水深の、1メートルくらい底をきったところにサスペンドしていたりする場合が多い。

大体のポイントを掴んだら、いよいよ、釣り開始。デカバスはワカサギの下、底ベッタリにいる。
スピンテールをキャストしてのボトムバンプ。
着底寸前や、しゃくった後、落ちる瞬間にバイトが集中するという。
もちろんバーチカルに探っても良いのだが、広く探れば、スモールは追ってきて、明確なアタリが出る。
なかなかフックアップしないところが欠点といえば、欠点だが、アタリは何度でもあるから、つい、ヒートアップしてしまう。
アイスジグや、メタルジグだっていいというから、ホント面白い釣りが期待できる。

バスに追われて散っているワカサギは、魚探に映し出される影にも特徴があるという。
この時は当然、バスのスイッチも入っているからヒットチャンス。
この釣りの良いところは、釣りという行為自体が、ワカサギを散らして、能動的にバスにスイッチを入れさせる効果があるところ。
追われるワカサギの群れは、徐々に上層へ上ずってくる傾向があるから、仕上げはジグヘッドのミドスト(ミッドストローリング)で、中層をふわふわと漂わせ、上を意識するバスに口を使わせる。
フォールスピードと手返しを重視した、ストレート系ワームのダウンショットやライトキャロを、フォローとして入れることもあるというから、石井さん、何もアンチ・フィネスという訳ではない。

■キーワードその2: シャーロー

遠浅なら20~30メートルほどの沖合い、水面下40~50センチほど深まったところに夏のウィードエリアの名残りを見ることができる。
このウィードの上側の部分が、おいしいエリア。
エビなどの甲殻類を喰う、良型のスモールマウスバスや、ラージマウスバスが期待できる。
但し、ここは超刺激的な狙い方で楽しむ。
とびきりボリュームのある、トップウォータープラグの出番。

■キーワードその3: 寒さ

ハイランドレイクの秋は足速に冬へと近づいてゆく。紅葉シーズンと言っても、10月ともなれば、かなり寒くなってくる。
冬の装備で望む。
そんな寒さ故か、10月はそれまでとは比較にならないくらいバサーの数も減って、何とも静かな季節。。
でも、活性が落ちているのは人間だけ。本当は、すごく狙い目なのだ。
フィッシングプレッシャーも無く、スモールマウスバスは元気そのものだから、日中、ベタ凪、どピーカン。ゼンゼンOK。
遠くからスッ飛んで来てルアーを襲う、そんなエキサイティングな光景が見られるのも、この季節。

水通しの良い岬まわりがおススメではあるものの、濁りがキツく見えるエリアだって、必ずしも、そこでターンオーバーが発生しているとは限らない。風などで、表層の濁りのみがどこからか流されて来ているだけ。なんてコトもある。
魚が広く動く以上、こっちも、とにかく広く探る。
とにかく色々な色や種類のルアーを通してみる。これが大事だ。
当たりルアーや、秋の荒食いにブチ当たることもあるカモしれない。

石井勝也 おススメのルアーはこれだ!

スミス、アシストシアラー 
▲バイメタルスピン アシストシアラー(スミス)

 

 ラパラ、アイスジグ
▲アイスジグ(ラパラ)

 

 ディンプ
▲ディンプ(ジャッカル)

ヘドン、スーパースプーク 
▲スーパースプーク(ヘドン) ビッグ・ラージマウスにも期待。

いっしーガイドサービスについて

実は石井さん、非常にご多忙。この秋はガイドの依頼が受けられない様子だ。
それでも紅葉真っ盛りの桧原湖へ是非、出かけてみてほしい。とのこと。
ハードルアーでの釣りが好きな方にこそ、エキサイティングなスモールマウスバスの魅力を知ってもらいたいと言う。
石井勝也さんの“いっしーガイドサービス”サイトページでは、氏の日々の情報がアップされているから、これからの いっしーにも注目したいところ。

ルアーライフのサイトページからジャンプすることが出来ます。

いっしーガイドサービス
https://main.lure-life.com/guide/detail.php?m=149

(ア)

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