7月、8月の河口湖!タカヒロ足立が教える、夏休みバス釣り作戦。

 

河口湖!夏休みバス釣り大作戦。

 

2015年7月1日。AM。
河口湖のトップウォータープラッギングで、57センチのデカバスが出た。(上写真)
釣ったのは、ノリーズプロスタッフにして、『タカヒロ足立 河口湖 Guide』を営む、足立貴洋氏。

ルアーライフが主催する、名フィッシングガイドを競うバストーナメント、スーパーフィッシングガイド・オブ・ジャパン 2015にも参戦し、関東では抜群の大物実績を誇る河口湖に於いて、常にビッグフィッシュにこだわり、潔いほどヘビーでパワフルなゲーム展開を見せるアングラーだ。

雨と風。梅雨時とはいえ、少しだけ荒れ模様だったこの日の57センチ。
突然の横っ飛びを見せ、ノリーズのペンシルベイト、アッパーカッター128を上からか覆い被さる様に咥え込んだという。

この時期の河口湖は断然トップが面白い。とのこと。
そんな足立さんに、梅雨時から、夏本番、8月いっぱいまでの河口湖について、そのバス釣り攻略法を伺った。

 

ノリーズ・アッパーカッターのデカバス
▲ アッパーカッター128へのスーパーバイトを見せた、57センチ。

 

河口湖の7月。 梅雨のバス釣り

キーワードは、ベイトフィッシュ。
既にスポーニングからの回復期を迎えた大物バス達は、モロコやワカサギよりもひと回り大きな、オイカワやハス、ブルーギルなどのベイトにその意識が集中しているという。

また、オイカワやハスの産卵時期とも重なり、水深50センチ程度の砂礫やゴロタのエリアで、この時期、これらのベイトフィッシュがかなり激しくバシャバシャとやっているのを見ることができる場合も多い。
当然の如く、そんなエリアが狙い目となってくる。

▲ ノリーズのペンシルベイト、アッパーカッター128のご紹介

タカヒロ足立お勧めルアーは、当然ながら、アッパーカッター128。
サイズ感、水面での存在感、そして、そのアクションが肝となる。

仮に、雨や風の影響で、シャローで活気付くベイトフィッシュを目視できない場合でも、キャストしたら、テンポの良い強めのドッグウォークで誘う。
そこに集まっているであろう、ベイト達を散らすイメージ。

ベイトが“パッ”と散れば、そこで一気にバスのスイッチが入る。ルアーアクションでは、一瞬の喰わせの間を取ってやるといい。
足立さんの57センチの様な、スーパーバイトを見ることができたら、これはもう、最高だろう。

ブルーギルへの偏食傾向を見せる大物には、ラバージグがいい。
ここでもタカヒロ足立流は、強めのセッティング。
1/2oz.程度で、ボリューム感のあるラバージグに、ポークリンドのトレーラー。
ご存知の通り、ポークリンドは豚の皮で、環境には優しい。
ワームの使用が禁止されている河口湖に於いての使用が可能であるだけではなく、アピール力も、なかなかなモノ。

水深3~6メートルのハードボトムへキッチリと送り込んだら、20センチ程度跳ね上げるイメージでのボトムバンピングがいい。

 

河口湖 梅雨明けから8月初旬のバス釣り

オイカワやハスの産卵が一段落していたりして、とにかく産卵行動が確認できない様であれば、水深3~4メートルのウイードエリアを狙ってみたい。

ウイードエリアは本来、魚探で探すが、魚探がなければ、まず、ディープクランクやスピナーベイトでその感触を確かめる手もある。
実際の攻め方に於いても、同様のディープクランクやスピナーベイト、ダイラッカなどのビッグスプーンを使用する。
ウイードのアウトサイド(沖合い側)のエッジを、かすめる様にトレースできれば理想的。

ノリーズのお勧めルアー

▲ (左) ショット オーバー5 。オーバー4も良い。(ノリーズ)
▲ (中) クリスタルS・ディーパーレンジ 1/2oz. & 3/4oz.(ノリーズ)
▲ (右) ダイラッカ (ノリーズ) 写真は足立貴洋プロガイドセレクト

 

河口湖の8月。 盛夏のバス釣り

8月に入っても、大物バスが意識するベイトフィッシュは同じ。

朝、夕であればシャローでのトップウォーターの釣りも楽しめるが、日中ともなると、産卵を終えたオイカワやハス、他にブルーギルなどが集まるエリアとしてあげられるのが、酸素供給量の豊富な、水通しの良いエリア。

河口湖、西エリア最奥の西湖放水口から、東エリア最奥、浅川水門や船津の水門まではボディーウォーター(湖水流)が通るので、具体的にはこれが絡む、三連ワンドの各岬や、鵜の島周り、河口湖大橋の橋脚、信号下などが有望となってくる。

但し、鵜の島北岸側や、河口湖大橋中央部等は、遊覧船・モーターボートの航路となっている。
ニアミスなどは絶対にあってはならない。安全な釣りを徹底したい。

また、夏の湖にはつきもののサーモクライン(水温躍層)も、河口湖の場合、通常、梅雨明け1週間程度で形成され、少し深めの中層にベイトもバスもサスペンドしやすい傾向となってくる。
例えば水深10メートルのエリアなら、深度6メートル位にサーモクラインがあって、この周辺から、その下あたりに魚が集まる、そんなイメージだ。

ここでも、ダイラッカ、ディーパーレンジ3/4oz.、ラバージグなどがお勧めで、濁りがあれば、ショット オーバー5などの波動系がいい。

 

タカヒロ足立のハードタックルご紹介

アッパーカッター使用のタックル

ロッド:6ft 5in M~MH
ライン:ナイロン16lb

ラバージグ使用のタックル

ロッド:6ft 8in MH~H センシティブなジグロッド
ライン:フロロ14lb

ダイラッカ使用のタックル

ロッド:7ft H~XH
ライン:フロロ 20lb
リール:ロングロッドでルアーを跳ね上げてはラインスラッグを速やかに巻き取るための、ハイギア搭載リール。

スピナーベイト&ディープクランク使用のタックル

ロッド:7~7ft6in M
ライン:フロロ 14lb

 

ガイドサービス利用の薦め

なんと言っても河口湖の夏は爽快だ。
バスボートで山上湖の爽やかな風に吹かれながらのバスフィッシングとなれば、これはもう、リゾート気分にタップリと浸ることができる。夏休みには是非とも足を運んでみたい。

とは言うものの、本当のところ、週末ともなると、かなりの人出。
ウェイクボードに、レジャーボート、ジェットスキーと、何とも賑やか。
バスにも少なからずプレッシャーが掛かってくるから、良い事ばかりとはいかない。

当然、雨天であれば、静かな釣りを楽しめることも多いが、ガイドサービスを予約して、その日の天候がどうなるのか?となれば、運任せとなることも。これは、仕方ない。

そこで、ご提案。

夏休み中とはいえ、平日ならば河口湖の喧騒はかなり異なってくる。
例年であれば、平日の人出は、ウィークエンドの半分以下と言っていい様だ。
だから、平日予約がお勧め。

足立さん直伝のストロングスタイルのバス釣りを学べるし、バスボートの機動力を生かしてベストなポイントで安全な釣りが楽しめる。
トップウォーターの釣りを楽しむなら、早朝プランや、夕方延長のサービスもあというから、是非、相談してみたい。

タカヒロ足立 河口湖 Guide>>

(ア)

関連記事:
河口湖バス釣りガイドに学ぶ、春のベイトフィッシュ行動学
河口湖の春バスを、2015年進化系メタルバイブで狙う!

関連記事

ページ上部へ戻る