- 2015-7-23
- ブラックバス注目記事
- [●●が教える], 旧吉野川, 夏
赤松美陽(あかまつ・よしたか)プロフィール
旧吉野川をホームとするフィッシングガイド、ご存知、『旧吉なう!』の、たかさん。
ルアーライフが主催する、名フィッシングガイドを競うバストーナメント、スーパーフィッシングガイド・オブ・ジャパンには、昨年の第1回大会に続き、2度目の参戦だ。
昨年は僅差に泣き、優勝の座を他へと譲ったが、ガイドとしても、アングラーとしても、第一級の腕前。
ジャッカルのプロスタッフも務める。
そんなたかさんに夏の旧吉野川バス釣り攻略を伺った。
旧吉野川は、デス・リバーか!?
憧れの地、徳島県は旧吉野川。
しかし最近では、何やら、プロをも惑わすデス・リバーなどとも噂され、タフなイメージを持つ人も多いカモしれません。
ところが、そんな旧吉をホームとする、たかさんは?というと、
「うゎ~い!夏だ~!! 夏、最高!!! 旧吉、最高!!!!」
と、周囲の言葉など、何処吹く風。
「旧吉野川は、決して、デス・リバーなんかではないヨ。少しストライクゾーンが狭いだけ。」と、たかさん。
狙い目を知り、そこを外さなければ、常に最高の表情を見せてくれる川。。
それが、旧吉。たかさんの愛する川だ。
そして、夏は、そんなたかさんが待ちに待った季節。
コレゾ、川バス釣りの醍醐味!とばかり、アグレッシブなバス達を相手に最高の釣りが楽しめるという。
▲ 2015たかさんの夏
タイダルリバーの釣り
潮の干満の影響を受け、水位変動を見せる川がタイダルリバー。
旧吉野川のバス釣りメインエリアにも、かなりの水位変動がある。
ちょっと乱暴な表現であれば、満潮なら潮の逆流を防ぐため、河口堰の水門が閉められ、水位が上昇するし、干潮なら水門が開き、水位が低下する。
一番釣りやすいのは、減水位の時。
水位が低下するということは、流れが一定の場所に集まりやすくなると共に、流れの勢いが増すことを意味している。
こうなると、ストライクゾーンは、一気に狭くなってくる。
これって、何だか釣れる可能性自体が低くなってしまう様にも感じるけれど、実は、当たりパターンなら高確率で結果に繫がるということでもある。
つまり、狙い目を知る者にとっては、笑いが止まらない。
誰もが驚くほど強い流れの、水深50センチそこそこのシャローに現れる、かなりハッキリと見てとれる流れのヨレや、反転流。
これらのピンスポットに、強いバス達が付いている。
間違いのないストライクゾーンがそこにある。
ハイパワーのエレキで、無理やり流れの中へと滑り込み、核心部のみをランガンしていくダイナミックな釣りが展開されるが、中でも第一級の流れのパターンを目前にすれば、それはもうキャスト前から、心臓の鼓動が高鳴ってくる。一番強いバスがそこにいる。
トップウォータープラグもいいが、バズベイトなら結果が早い。朝、夕がおススメ。
▲ お勧めバズベイトは、ジャッカル・バラック(1/2oz)
トップで出ない場合は、ボリューミーなワームをノーシンカーでドリフトさせる。
ワームが流れになじむ様、流れのスジ目を見極め、キャスト位置、バイト位置を想定する。
バスはドリフトの流れに乗りながらバイトしてくるから、アタリが明確に出ることは稀。
糸フケでアタリをとる、緊張感のある釣りとなる。
慣れも必要だし、少し難しい釣りかもしれない。
是非、たかさんのレクチャーを受けて、身に付けたい技だ。
▲ ノーシンカーのドリフトは、ジャッカル・カバークロー4“(左)または、手長スティック4.9”(右)
共にバックスライドセッティング。
カバーが絡む流れや、日中のシェード絡みの流れなら、フロッグゲームが楽しい。
アッと言う間に下流までフロッグが流されていってしまうことのない様、ここでも流れのスジ目や反転流を利用する。
▲ ジャッカル・ガヴァチョフロッグ
頭部のカップと多めのラバースカートが反転流を捉え流されにくい。
そして、潮と水位、流れの具合が変れば、太陽の位置、風向き等の要素を勘案しながら、狙いどころを変えていく。
旧吉野川はタイダルリバーならではの実に多彩な表情を見せ、そこにまた新たなストライクゾーンが出現する。
▲ 止水のピンスポットなら、テーブルターンの得意なジャッカル・アイオビー。
移動距離を抑えた誘いが可能。
▲水深のあるエリアなら、ジャッカル・カワシマイキー(左)や、ガンタレル(右)など、アピール力の強いルアーがいい。
たかさん旧吉タックルご紹介
バズベイト使用のタックル
ロッド:ジャッカル・ネロ・NC-610M
ライン:ジャッカル・レッドスプール12~14lb
ノーシンカー・ドリフト用のタックル
ロッド:ジャッカル・ネロ・NC-70MH
ライン:ジャッカル・レッドスプール16lb
フロッグ使用のタックル
ロッド:ジャッカル・ネロ・NC-72H
ライン:PE 60lb以上
ガイドサービス利用の薦め
夏、最高!!! 旧吉、最高!!!!となれば、夏休みには是非、旧吉野川にチャレンジしてみたいもの。
ベストコンディションの川バスのファイトは、また格別だ。
体長40センチを超えるアベレージサイズの数釣りを楽しむ中に、これぞ旧吉バスといえるデカバスが混ざるとのこと。
アジャストできている釣りは、ホント笑いが止まらなくなるくらいオモシロい。
この夏、めっちゃ陽気な たかさんと、めっちゃ陽気なバスフィッシングを体験してみよう。
(ア)
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