- 2014-7-3
- ブラックバスルアー
メガバス ビジョンワンテン
写真は、2000年、発売当初のモデル。
まずは、目玉の話題から。
最近のメガバスルアーに装着されている目玉は、下を向いた様な目ツキで生々しいですが、写真は、販売開始当初のモデルで、視線はゴク普通の状態です。
左目に“伊”、右目に“東”の文字が。。凝ってます。
ルアーの名前だって、1・10。ご自身の名前デショ。
伊東さん、このルアーにはカナリの自信があったものと思われます。
ミノーと呼ぶ人は少ないカモですね。
ジャークベイト。。 そうカテゴライズされている。
コイツが登場した時、最初に感じたのが、ミノーとしての、ロングAっぽさ。
(ブラックバスルアー図鑑39 ロングA: https://www.lure-life.com/news/blackbass/lure/long-a.html )
ロングAもジャークベイトと呼ばれるワケだけれど、僕はあまりジャークはせずに、せいぜい、トゥイッチ。
だから、最初から、普通にミノーなんです。
同じニオイを感じました。
サイズ感とか、重量感。非常に使いやすそうで、非常に釣れそう。。
デザインも洗練された感じでカッコ良かった。。
コイツを浮かせてみるまで、全く想像していなかったコトが1つ。
それが浮き姿勢。
マズ、キャスト後の初期姿勢。
頭を上にしての棒ウキ状態。かろうじてリップが水面下に浸っている。
水平に浮いて、重心移動のウェイトが、自動的に正規の位置にコロガッて落ち着いてくれるというコトは無い。
能動的に一発目のアクションを加え、おじぎをさせて、ダイブの姿勢に持っていってやらないと、ウェイトが戻ってくれないワケです。
で、ワンアクション後。。
ナント、今度は頭を下にして45度くらいの角度で、チョコンとオシリを出した感じで浮く。
ビックリしました。
これをされると、普通にミノーとして使ったのではルアーに申し訳ない。
そんな気持ちにさせられます。
ジャークして使ってやりたくなった瞬間でした。
二発目以降からのアクションでは、既に潜行姿勢の角度のままで浮いているから、リップの水噛みがイキナリMAX状態。
レスポンス、イイです。
ただ、潜行状態からのストップでは、浮力の弱いボディーが、ゆっくりとオシリを上にしたまま浮かんでくる。
だから、ポーズを長くとった、トップウォーター的なミノーイングには、チョット抵抗があるナ~、と。
こちらはワリ切りの瞬間でもあったワケです。
他にも新しいことがありました。
KATSUAGEフック。カツアゲ?ナントモ物騒なネーミングではあります。
アウトポイント、アウトバーブ。
アウトポイントとは、フック先端のポイントがフックアイ(チモト)の方向を向かず、外側を向いているということ。
アウトバーブとは、ホラ、僕らルアーライフのロゴにもある、アレです。
釣り針のバーブ(カエシ)が内側ではなく、外側に付いている。
特徴は、刺さりやすくて、バレやすい。
ただ、ゲイプ(フトコロ)のベンドがトレブルフックの中央側でキツくカーブしていて、掛けた後の魚がなるべくフックの中央側に落ち着いてくれる様、短所をフォローするココロニクイ配慮がなされています。
まァ、3ヶ所もトレブルフックがブラ下がってるんだから、そうそうバレるコトもないでしょう。
掛け優先で正解だと思います。
チョットぶつかったダケで、丸ごと持っていかれる。。カツアゲフックのユエンでしょうか?
あっ、ルアーライフのロゴには、そんな意味合いは、込められてませんヨ!
インポイントですしね!ご安心アレ。
(ア)