ブラックバスルアー図鑑7: バルサ50

ご存知、バルサ50です。バスコ、アルファアンドクラフト、スポーツザウルスと社名や、細部の作りが変わってきました。

前回まで、オールドルアーのご紹介が6回続いてしまいました。
今回は、バルサ50(ファイブ・オー) です。純粋な日本のプラグというカテゴリーで考えると、これは最古参の部類に入る。今でも販売されていますが、その意味では、これもオールドかも。(昔から変わらないルアーって、いいですヨネ。)

今でこそ、日本のルアーは世界一の地位にまでのぼり詰めましたが、
ルアーは舶来モノこそ、一流品。国産はそのパクリばかり。そんな時代がありました。
国内の歴史はまだ浅いので、当たり前といえば、それだけのことですが。。

オリジナリティー、クォリティー 共に、メイド・イン・ジャパン。その第一歩を築いたブラックバスルアーこそ、このバルサ50(オリジナル) だと思ってます。 名前の由来は有名ですね。バルサ製、生産工程50。
第一歩を歩み始めたその日の雑誌広告があまりに衝撃的で、日本のバスルアーはバルサ50と、完全にイン・プリンティングされてしまいました。だからバスルアーの中で、僕はコイツが一番好きなのです。それも、バルサ素材むき出しのこのカラーが大好きです。

バスコ、アルファアンドクラフト、スポーツザウルス。。 社名などが変わり、細部の造りが変わり。。それからホント色々あったみたいです。今も、ザウルス・トレイン/ B’sの生産/販売体制で受け継がれています。でも、メーカーの歴史は、またいつか。ここは、ルアー自体のご紹介に徹することにします。

このルアー、今から17、8年位前に突然の大ブレイク(何で?)で、市場から姿を消してしまいました。
プレミア価格での流通が当たり前になったのです。当初2,800円のこのルアーは、この当時で定価はいったい、いくらだったか。。?

とにかくアセった!大好きなルアーが手に入らなっくなった。と。
で、オールドショップで、元値3,500円の値札がついたそのルアー、ゼロ3つ、48,000円ナリ。
買ってしまった。。まともな判断力ではなかった。
この強迫観念にも似た感情が、おそらくブレイクの原因。。
でも、多くのアングラーに似た様な感情を抱かせるほど、このプラグの持つ魅力は尋常ではなかった。という事だろう。まさに、人を釣る“ルアー“。
おそらく、一番高い時期に入手したと思われます。未開封。もったいなくって、開けられない。。
ほとんどマニア、コレクター。(でも使えないのは、その1つだけ。あとは現役ですヨ!)

時代によって、大きさ、記載の文字、ボディーの厚みや、表面処理法、目玉飛び出し~ など、様々なバリェーションが。 サイズだけに限定すれば、きっと、写真のものでほぼ全てだと思います。1冊の本ができる程ですから、入手してみると博士になれるかも。です。

クランクベイトですが、あくまでトップウォータでの使用が正統派。バルサの中のラトルボールは、コトコトと決してカン高くはないラトルサウンドを発し、人もバスも魅了し続けます。

(ア)

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