ブラックバスルアー図鑑 番外編3: BM-1(オールドリール)

ルー・チルドレのコンセプトにより生産された、国産ベイトキャスティングリール、シマノのBM-1。シマノの原点といってもいいと思います。

シマノ BM-1

スウェーデンはABUのマルチプライング、名機アンバサダー。僕が手に入れたのは1978年のこと。
その頃、国産リールはというと、ABUに追いつきたい。そんな切実な気持ちが伝わってくる様なリールが多かった。
これでは、かないっこない。そうも思ってました。

でもその時、実は日本にだって、スゴイリールが存在していたんです。
シマノ BM-1。

存在自体は知っていた。少し、惹かれたコトもあった。
でもヤハリ、アンバサダーが眩しかった。。
だから、BM-1のスプールに親指をかけるのは、少し先のこととなりました。

ABUの5000C、2500Cと順番に入手して、その次が欲しい。
となった時、ズぅ~と前、お店のショーウィンドウの鍵を開けてもらた時のなつかしい記憶がムクムクと頭をもたげ蘇って来た。。
スルスルとハンドルを回してみた時のあの滑らかな感触。。

質感の良さ、個性的なデザイン。。既にディスコン。でも欲しい。。これしかない。
苦労はしましたが、めでたくゲットとなりました。
それが写真のBM-1。今だに、一番のお気に入りです。

BM-1は、米ルー・チルドレ社のコンセプトにより、シマノが設計、生産を行なったベイトリール。
ルー社のスピードスプールBBシリーズとしてアメリカで先行販売され、その後、国内でBMシリーズとしてリリースされました。

パクッてない。
そう胸をはって言える日本製ベイトキャスティングリールで、シマノの原点といってもいいカモしれません。

大きさの違いで、BM-1、2、3とあって、少し遅れてBM-4も登場しました。
ルアー用では、1、2くらいマデでしょうか。

ロッドは、同じくルー社が絡んだ、スピードスティック♯1-16HOBBというのを僕は使用してました。
このロッド、安い、旨い!みたいな、実にスバラシイロッドだったので、今度機会があれば、ご紹介したいと思いますが、実際、BM-1との組み合わせでは、とても使いやすいものがありました。
ただ、フェンウィックの名竿、FC60が復刻されたのを機に、今ではこらとの組み合わせがメインです。
理由はその方がカッコイイと思うカラ。それだけであります。

スミマセン、話がそれてしまいました。
BM-1。

正直なところ、完成度、まだまだアンバサダーには負けていた。
一番困ったのは、細いラインを使用すると、スプールエッジとの隙間にラインが入り込んでしまい、気付かずリーリングすれば、内部のシャフトにグルグル。。絡み付いてしまう。。
まァ、注意すればいいダケの話で、道具は使いこなしてこそカッコイイ。

なんて、
アバタもエクボとは、良く言ったモンです。

(ア)

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