ブラックバスルアー図鑑35: シナースピナー

グデブロッド社、ゴールデンアイのダブルスイッシャー・プロップベイトで、シナースピナーです。

米グデブロッド社、ゴールデンアイのトップウォータープラグ、シナースピナー。
小粒なわりに重量感があって、とても使いやすいダブルスイッシャーです。

ゴールデンアイ、実際のところゴールデンではなく、このオレンジ色の大きな目玉がトレードマーク。
よく見るとプラの様ですが、贅沢なグラスアイに見えます。

もう30年以上前になるのでしょうか?
日本のハンドメイドルアーの黎明期、今では超メジャーとなっている方々を含め、多くのルアービルダー達が当時としては画期的なルアーを創出し、大いに盛り上がっていた頃、国産のルアーメーカーも負ケジと手の込んだルアーをリリースしていた。
舶来ルアーのパクリ。みたいな国産ルアーのイメージがだんだんと無くなっていた。

同時にこれらのルアーは、その性能がコト細かにアピールされる様になり、例えばヘドンの様に、過去、多くの実績を残してきた外国のルアーを除けば、どう考えても、国産ルアーのほうが釣れそうなイメージも出来上がっていました。

例えば、バルサ50シリーズのホッツィートッツィー。
ダブルスイッシャーです。コイツ、実にスバラシイ。実際、良く釣れるし、僕も大好きなプラグです。
で、このルアーがリリースされた時の宣伝文句にはグッと来ました。
なんと、前後でプロペラのヒネリが逆向きになっている。というのです。だから、アクションを加えた際、ボディー自体のネジレを効果的に抑えると同時に、少ない移動距離でスイッシュサウンドを発生させる。と。。

金、かかってる。と思いました。。
だって同じプロペラが使えない。ペラの総生産ロットが半分になるし、それを2種類作らなくてはいけない。
前後ペラの取り付けミス等のリスクも発生する。
さすがバルサ50。手間をかけてもいいモノを作ってくれる。。

さて、本日の主役、ゴールデンアイのシナースピナーのお話しが、ソッチノケとなってしまいました。
海外のルアーって、基本、情報量が少ない。ということが言いたかった。

だって、このシナースピナー、前後のプロペラが逆ヒネリ。です。
そういうダブルスイッシャーは海外にだってあった。
これにはマイッタ!もっと早くからコイツをキチンと使っていれば、きっと気付くことも出来たカモしれません。

今の世の中、情報は命。これはマチガイない。
情報が少なければアンテナを尖らせて高くあげればイイ。これも事実。
でも、自分なりの感性で、自分の目線でモノゴトを見てみる、考えてみる。そんなことも時には大切カモしれません。

釣りにおいてもそれがスゴ~く大事だと思うんです。
釣り場にしても、メソッドにしても、情報が出回ってからでは、チョット遅い。。
僕なんか、いつも情報に踊らされて、ウロウロ、オロオロ。です。
自分が発信源になる。そういうところを目指したい。

アっ、発信しなくたっていいんです。
オイシイ思いをしている人、ゼッタイにいます!

(ア)

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