ブラックバスルアー図鑑49: ウォーターモニター

ジャッカル、レイクポリスのウォーターモニターです。ボニーと似ていますが、ひと昔前のノンラトル、スローシンキングバージョンのペンシルベイトで、非常に優れたルアーです。

ジャッカル レイクポリス ウォーターモニター

ジャッカルのルアーをもう1つ。
ボニー。ではなく、ひと昔前のノンラトル、スローシンキングバージョンのペンシルベイトで、ウォーターモニターです。
こちらのカラーは、“透鮎。ごーすとあゆ”。

前回ご紹介の、ウォーターモカシンとほぼ同時期にリリースされてました。
で、こちらも同様、ボディー内部に、ぶ厚いリブが10本入ってマス。
このリブにより、ムクの状態に近い重量配分にした。とあり、やはり、ココがキモとしか思えない。
しかし、不思議です。なぜ、こんなにもイイ動きを引き出すことにつながるのか。。
重心の位置がボヤケルってコトが、そんなにイイ方向へ働くなんて。。
頭の中は???だらけでアリマス。

で、どんな風にイイ動きか?ですが、
何というか、ビクビクと怯えながら、落ち着き無く泳ぐベイトフィッシュから、 パニック状態のベイトフィッシュまで、実にソレっぽく演出できる。という感じでしょうか。

水槽の中で川魚なんかを飼ってみると、魚の泳ぎかたってホント色々あることがわかりますよネ。
たとえば、子供とかに少しイタズラされた後とかって、落ち着いていた時とは、泳ぎ方がゼンゼン違います。
細かく、細かく、泳ぐ角度や方向をシキリに修正して、いつでも正しい方向へ逃げるコトが出来る様に準備を整えている。
そんな張りつめたイメージ。 まだ、パニックには陥っていない。。

で、更にヤバイぞ!となってくると、
今度はオロオロしだしたり、最後はパニックで水面から飛び出したり。。

このルアー、そんなのが全部できます。
ホントカヨ~。とか言われちゃいそうですが、少なくとも、そんなイメージを持って使えます。

ホラ、よく、“ベイトフィッシュの気持ちになって泳がせろ!”とかって言いません?
いくら、そんな気持ちでロッドワークやリーリングを加えても、ぜんぜんアクションが変わり映えしないルアーだって結構あるじゃないですか。
でも、このスローシンキングペンシルは、そんなコトない。
3Dでキチンとやってのける。
だから、ホントスゴイな~。と、感心するばかりなんです。
何故、ディスコンになったのか?そこが不思議。というか残念。。

確かに、水中で多彩なアクションをするルアーっていっても、実際、どう動いているか?
時には見えていない場合だってあるワケで、想像力で使い続けるのがチョット辛いか?
それとも、あまり釣れると評判にならなかったか?

釣れるんですけどね!

そうそう、大事なことをひとつ。
緊張感をもって泳いでる元気で頭のイイ、ベイトフィッシュより、少し弱っていたり、何処か、ボケ~っとヌケていそうなベイトフィッシュのほうが、バスにとっても狙いやすい。
というのはあるカモですよネ。

だから、喰わせのタイミングが大事だと思うんです。
このルアーの場合、特にそう感じるんですが、少し、スキを作ってやる。

バスが追ってる。って、ココも想像力なんですが、そうイメージして、バイトの為の ”間” をとってやる。
これが意外とイイです。
少し止める。スピードを緩める。逆にスピードをアップさせて、その後、一瞬止める。トカ。

とにかく、今まで以上に“変化”を意識して、“ホラ、喰え!”と叫ぶ。それくらい強く意識する。
仮に偶然でも、ココで“ゴン!”と乗れば、まさに最高!

イケテル人の気分です。

(ア)

 

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