- 2014-10-6
- ブラックバス注目記事
- [●●が教える], 旧吉野川, 秋
ボギー横山が教える、10月からの旧吉野川!秋のバス釣り大作戦。
横山修史プロフィール
ルアーライフの企画するフィッシングガイドによるバストーナメント、スーパーフィッシングガイド・オブ・ジャパン 2014( http://www.lure-life.com/special/2014_SFGJ/ )にも参戦中の、ご存知、横山修史さん。
イマカツをはじめとした、数多くのフィッシングメーカーとスタッフ契約を交わすバスプロ。
ボギー横山の愛称で親しまれ、徳島県は旧吉野川のスペシャリストとして、フィッシングガイドサービス(ボギー横山ガイドサービス)も営む。
激戦後の旧吉を考える
2014年JBトップ50シリーズ第5戦最終戦 がまかつCUP。
舞台は、徳島県旧吉野川。
10月3日(金)~4日(土)、トーナメントプロによる激戦の2日間が幕を閉じた。
台風18号の影響で、5日(日)の最終日が中止となったのは、残念だった。
トーナメントは何とも刺激的であり、どうしたって注目してしまうワケでありますが、さて、ここで問題。
嵐さながら、というか、ホンモノの嵐まで呼び寄せた、トーナメント終了後の旧吉野川。
はたして僕らバサーは、この後の旧吉でバス釣りを楽しめるのだろうか。。?
会場付近のエリアには、一時的にバスの数がものすごく濃くなりそうな気もするし、異常なまでにフィッシングプレッシャーが高まっている様にも思える。
10月からの旧吉で、バス釣りをトコトン楽しむ方法を、横山修史さんに伺った。
▲ボギー横山、2013年 旧吉 秋の思い出。
旧吉野川、激戦後のキーワード
■キーワードその1: エリアを避ける。
まずは、チョット元気の出ないお話しからスタートしよう。
ズバリ、トーナメント後のフィッシングプレッシャーはハンパない!
今シーズン、水温が12℃を切って、ただでさえ苦戦を強いられることとなる11月の中旬までの間に、このエリアでイイ思ができるとすれば、それは、相当なまでに川を熟知している者だけに与えられる特権かもしれない。
旧吉のトーナメントエリアと呼ばれる範囲は、下流の河口堰から上流は約12キロメートル位までの範囲。
トーナメント後にリリースされたバス達は、通常、翌日くらいまでは、そのエリアに留まっていると、横山さんは考えている。
今回の様な台風が絡まない状況であれば、この1日に限っては、確かにチャンス。とも言えたのだそうだ。
但し、バスにはダメージが残っている場合も多いから、巻モノなどの強い釣りは不向きとのコト。
で、その後はというと、河口堰の水門が開いて、川の流れが蘇ったタイミングで、バス達は上流へと移動していく。
お分かりでしょうか。。? 狙いはトーナメントエリアを避けた上流!であります。
一部のバスはダメージが抜けずに下流へと流されるが、こちらは、狙ってはいけません。回復を祈ろう。
■キーワードその2: 河口堰と水流。
旧吉野川、秋のバス釣りで、本来キーとなるべき、その筆頭は、水流。
旧吉の秋にもターンオーバーはある。ターンが起きればイイ釣りの展開は難しくなってくる。
但し、河口堰の水門が開けば、ターンによる濁りは流されていくわけで、水質も、バスのコンディションもリセットされるし、流れの発生自体も、バスの活性を確実に引き上げてくれる。
水門の開放による水の動きは、絶好のチャンス。逆に河口堰が閉ざされれば、厳しい。
ところで、河口堰の開閉は何を基準に行なっているだろうか?
答えは、潮汐。
ちょっと乱暴な表現であれば、満潮なら水門が閉められ、潮の逆流を防ぐし、干潮なら水門が開く。
厳密には、かなり細かく水門の開閉が繰り返される場合もあるし、一日中開かないこともある。
独立行政法人水資源機構旧吉野川河口堰管理所。
http://www.water.go.jp/yoshino/qyoshino/
ここで、随分と先まで、水門開閉のタイミングを予測することができるから、バス釣り計画では、必ずチェックすべき肝だ。
実際に少しだけ見てみることにしよう。
図は、本年10月7日の潮位表だ。赤いラインが河口堰上流側での管理所が目標とする計画水位。黒のラインが海側での潮位。つまり、潮のみちひき。(小松島観測)
海水の逆流を防ぐことを大前提としているから、黒いラインが赤より上にあれば、河口堰は閉まっているし、逆に赤が上にあれば、堰は開く可能性が高い。
縦軸、プラス50からマイナス50までの範囲がコントロールすべき基準水位で、10月はプラス40に安定させることを目標としているらしい。横軸は時間。
赤いラインが横一文字に長くフラットな箇所では堰の開閉は微妙に繰り返されている。
先々の予定はともかく、もっとカンタンにその当日の情報を知るのなら、河口堰水位情報を見よう。
ここで、上流側の値が下流側の値より大きければ、チャンス到来の可能性が高い。
もし、長い時間水門が開いていれば、例えば朝一番で良かったショアライン沿いのカバーも、いつの間にか消えているかもしれない。干上がっている。
そこに居たバス達は、今度は何処に付くだろう。。?
バスは水位の変動に伴って一緒に上下しているらしい。だから、ショア側、ファーストブレイクを狙えば、一気に心臓が高鳴ってしまう。
その他、流入河川や水路は水の流れを感じることのできるポイントとして常に意識をしていたい、第一級のポイントだ。
■キーワードその3: 活性
秋のベイトフィッシュは落ちアユに注目。
活性の高いバスは、20~25センチもある落ちアユを喰う。デカ目のルアーを使用した巻きの釣りが面白い。
11月も近づくと、水温の低下に伴いバスの活性も下がってくるから、今度は強すぎる釣りを避け、スローな釣りを心がけよう。
ボギー横山 おススメのルアーはコレだ!
イマカツ ボギー横山のどんどん行こう
(ボギー横山ご自慢。カッコイイ豹柄バスボートも見てね!)
▲ジャバロン(イマカツ) Youtubeにあったので、チョイ拝借!
▲SGプラス アンドロイド(イマカツ)
▲ジンクス1/2oz(イマカツ)
水温が低くなりはじめたら、2~3メートルのボトムをスローロールで狙おう。
そのスピードにしか反応しないバスがいる。
ガイドサービスの予約
さて、これだけわかれば、随分違う。この秋は旧吉でキマリですね!
で、もうフッシングガイドは無用か。。? といえば、それはチョイ違う。まだまだお伝えしたいことは山ほどあるし、難しさだってある。
是非、横山修史さんのマンツーマンレクチャーをおススメしたいワケです。
とは言うものの横山さん、この秋も非常にご多忙なご様子。。
10月下旬くらいから、ガイドサービスが受けられそうだ。
ルアーライフのサイトページから、横山修史さんの“ボギー横山ガイドサービス”サイトページへジャンプすることが出来るから、早めの予約をしておこう。
ボギー横山ガイドサービス
https://main.lure-life.com/guide/detail.php?m=17c
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