- 2017-11-13
- ブラックバス注目記事
- 冬, 柿川清修
暦の上では立冬も過ぎ、風も水温も冷たい季節がやってきました。
日増しに魚に触るのが難しくなるこれからの季節は、バスアングラーにとっては試練そのもの――地域によっては「氷が張って釣りにならない」と、冬季休業の方もいるかと思います。
筆者の場合ですと、昨年まで関東に住んでいたこともあり、あっちのフィールドはどうだ? こっちのフィールドはどうだ? と、冬は魚種問わず駆けずり回って凌いでおりました。
どんなに寒くても釣りはしたいのです。釣れなくても、ではなく、釣りたい一心で……。
今回は私、筆者が経験してきた冬の釣りをご紹介いたします。
目新しい情報はございませんが、どなたかの参考になったなら幸いです。
選択肢1……メジャーフィールドで普通に頑張る!(レンタルボート)
選択肢2……取り敢えず野池に行く!
選択肢3……温排水だ!
選択肢4……マスもアリだよね?
■選択肢1『メジャーフィールドで普通に頑張る!』(レンタルボート)
ディープを狙ってメタルバイブ、メタルジグ等――いわゆる『冬の定番』をガッツリやり倒すのが選択肢1です。
メジャーレイクですと水深があり、バスの個体数も多く、更に冬でもバスが捕食できるベイトが豊富です。食い気のある魚がどこかにいるはず! テンション上がりますね!(笑)
冬の定番ポイントの情報などを確認し、しっかり粘った釣りをするのがお勧めです。なかなか大変ですが、一匹の喜びはハイシーズンの比ではありません。
ニゴイとお友達になれる可能性も大です(笑)
ボトムでの根掛かりが気になる時は、トリプルフックが一個のメタルジグや、メタルバイブのダブルフックを一個減らすのがお勧めです。強引に引っ張らず、揺することでフックにルアーの自重を伝えれば、意外と簡単に回収できます。フックが二つある場合、二つとも引っ掛かっていると自重が分散されてしまい障害物からハズレにくいのです。でも――
貴重なバイトを逃したくない……フックが減ったら心配ですよね。ここは悩み処です……。
そして(筆者もそうですが…)魚探の無いアングラーには、急深のバンクへキャストして徐々にレンジを下げる釣り方がお勧め! 根掛かりが多い時はバーチカルな縦の釣りへ移行しましょう。
■選択肢2『取り敢えず野池に行く!』
大規模なフィールドよりも晴天時に水温が上昇しやすく、また、ルアーとバスがコンタクトする可能性も高まるのが小規模野池です。
11月中はまだまだ高活性な魚が多い印象があり、「リアクション」の釣りよりも「食わせ」を意識した釣りがハマるように思います。12月以降は「リアクション」に分があり、バイブレーション等が効果的です。
深い所だけでなく、シャローも含めチェックするのが吉! 大きめのカバーがあれば、そこは季節問わず一級スポットになっていると思いますので、何度も打ち直してみてはいかがでしょうか? 冬は鵜から隠れたいバスも多いと思います。
■選択肢3『温排水だ!』
河川などへ温かい水が排出されており、真冬でも20度前後の水温を保っているのが温排水エリアです。冬の温排水エリアには様々な魚が集まってきており、当然バスもベイトを捕食しにやってきます。
変温動物である魚の代謝は水温が高ければ高い程高まりますから、どんなフィールドのバスよりも、温排水エリアのバスはやる気に溢れていると思われます。
写真は某年1月1日の釣果。ベイトは見るからに豊富なエリアですが、少しプレッシャーを感じさせる魚体でした。――そう、温排水エリアは魚だけでなく釣り人も豊富(笑)プレッシャーは高目です。なのでダウンショット等ライトリグに分があるように思います。
ハードベイトで釣ることも可能ですが、鯉やハクレンなどの大型魚も多く居る為、そういった外道にスレ掛かりしてしまう可能性が非常に高い……。大型魚とのやり取りは場を荒してしまい、バスにプレッシャーを掛けてしまいます。そういった意味でも、フックを隠せるライトリグが使いやすいと思います。
バスがフィーディングに入るシャローがあれば、ハードプラグでも(トップウォーターでも!)狙えると思います。
■選択肢4『マスもアリだよね?』
1月・2月は特に厳しい季節ですよね……ボウズが続くとテンションが下がって、仕事に影響が出てしまうかも(笑)
そんな時はバスではなく、冬も元気なマスに慰めてもらうのはいかがでしょうか? そう、『エリアトラウト』! いわゆる管理釣り場です。
トラウトもバスと同じく、色々なルアーに反応してくれる魚です。スプーン、スティック、クランク、ミノー、トップウォーター、メタルバイブなどなど、使えるルアージャンルも豊富! その日の状況に合わせた釣り方・反応の良い色や釣り方を探す楽しさはバス釣りと変わらないように思います。
養殖でしか育たない大型のトラウトを大量に放流しているエリアなら、気軽にビッグファイトが楽しめるのも魅力です。
専用のタックルが無くても、バス釣り用のスピニングロッドで十分に楽しめると思います。(ULクラス・ライン3lb推奨)
■まとめ
今回は私、筆者の思う冬の釣りを取り留めもなく書き連ねてみました……、が、やはり地域やフィールドによって、冬に効果的な釣り方は様々だと思います。
反応の少ない冬だからこそ、しっかり自分のホームフィールドに通って冬の釣りを開拓したいものですね。疲れたらマスに慰めてもらいましょう!(笑)