- 2018-5-2
- ブラックバス注目記事
- 春, 相模湖, 柿川清修
春はバスアングラーにとって心躍る季節ですよね! スポーニングを控えたバス達がシャローに刺して餌を求めるようになり、様々な釣り方で釣果が上がり始める季節です。しかし、少しタイミングが悪いと意外な渋さに面食らうのもこの季節……スポーニング直前の一週間程、バス達は非常にナーバスになっています。
今回私、筆者が遠征してきました相模湖がまさにそんなタイミングでした。おまけに四月にもかかわらず記録的な真夏日(2018.04.21.Sat)となり、「ちょっとこれ、巻物は難しいんじゃないの?」 と感じてしまうフィールドコンディションです。
機動力低めのハンドコンエレキをレンタルしていたので、中でもやる気のあるバスを探すなんて辛い状況……どうにか居るバスを食わせたい!
昨晩思い描いていた巻物ズドンッ! な素敵な妄想は捨てて(笑)フィネスな釣りで一日楽しんで来ましたよ♪
当記事はこれから相模湖に行ってみようかな? と考えている方々の参考になれば幸いです。
1, 朝一番は一応巻いてみたけれど……
勝瀬橋付近でシャッド、クランク、スピナーベイトをローテーションしましたが、全く反応を得られませんでした。
シャローには時折単体のバスが見え、これはいよいよスポーニング直前の雰囲気だなと感じ、ネコリグへ一気にペースダウン。シャローにあるオダなどをスナッグレスセッティングで狙いました。すると――
先程は巻物で釣れなかった勝瀬橋のポイントでポロッと一匹目をゲット(写真左)。やはり産卵の為にシャローに上がって来たバスにはスローな釣りが有効に感じられました。
少し時間を置いて、二匹目は吉野ワンド(写真右)、こちらもシャローで釣れました。
2, 産卵(ミッドスポーン)間近はネコリグがお勧め!
スポーニング直前のバスは食事よりもベッドを作るボトム探しに夢中になっており、シャローにある障害物を起点にしながら、その近くをウロウロ動き回っているようです。決して食欲が無いということではなく、意識がボトムに偏っていると思われます。
フィールドにいる全てのバスがその限りではありませんが、産卵行動に移る一歩手前の雄のバスは、こうした行動の間ボトムを叩くスローなルアーに良く反応します。
勿論スモラバ等他のルアーも有効ですが、ネコリグのようにストンとボトムまで落ちてくれるルアーの方が効率良く反応を得られると思います。
(ちなみに……この日同船していた友人はショートリーダーのダウンショットリグをメインに釣りをしていましたが、反応の多さはネコリグに分があるようでした。ワームがボトムにコンタクトしていることも重要かもしれません。)
3, 国道下はタイミング!
昼頃、風が吹き始めてしばらくしてからのタイミングで国道下のポイントに入りました。(本湖北岸です)ここは広い範囲に大量の流木などが積み重なっているエリアで、風の無い朝マヅメよりも、吹き始めた昼ごろからパワーを発揮するのが特徴のポイント(ちなみに、夕マヅメは水が撹拌され過ぎて水質が悪くなってしまうことも多い気が……)。
根掛かりが多いのでスナッグレスネコリグの独壇場と思っております。一段深い所にデカい雌もいるかもしれないと期待しながら、ゆっくり流しながらじっくり探りました。
そして――
(期待していたのはもう一回り大きいバスでしたが…)嬉しい40アップのバスをゲット! 遠くから来た甲斐がありました♪
4, これからの季節もネコリグは釣れ続きます!でも……
シャローの見えバスが単体ではなくペアになり始めたり、ワンドの奥に見えバスがわんさかいるような状況になってからはちょっと注意が必要かもしれません。出来上がったネストを叩いてしまうかもしれませんし、ベッドを守る雄が釣れ過ぎてしまう可能性もあります。
バスの個体数が減ってしまわないように、また、大きな雌のバスと出会えるように、スポーニングの進行状況に適切に応じられる釣りの引き出しを増やしていきたいですね。