巻物の秋!スピナーベイトの秋!橋本卓哉が教える、霞ヶ浦のバス釣り。

橋本卓哉の霞ヶ浦バス釣り

 

橋本卓哉プロフィール

W.B.S.所属バスプロにして、フィッシングガイド。
O.S.Pをはじめとした各社プロスタッフも務める。
ルアーライフが主催する、名フィッシングガイドを競うバストーナメント、スーパーフィッシングガイド・オブ・ジャパン 2015 にも参戦中だ。

2014年秋、3/8オンスのスピナーベイトを軸に広く霞ヶ浦を探り、見事、WBS最終戦優勝を果たした橋本プロ。
今年2015年8月23日、北浦を会場に開催されたWBS第4戦でも堂々の3位。
さすが霞ヶ浦・北浦・利根川水系のバスフィッシングガイドだ。強い。

 

霞ヶ浦 秋の魅力

「霞ヶ浦の秋のバス釣り。その魅力を一言で表現してください!」
編集部の問いかけに、「圧倒的に巻物が効く楽しさ!」橋本卓哉プロは、こう答えた後で、言い直した。
「あっ、霞ヶ浦だよね。」「だったら、橋本流は “ スピナーベイトの秋 “ かな!」
「夏の朝マズメや夕まずめが昼でも続いているイメージで楽しめるヨ!」

 

秋のバス釣りをとことん楽しもう

まず、シーズナルな一般論として、秋のバスはストラクチャーに付きにくく、広く散るから、なかなか捉えどころの無い印象がある。

けれど、これらバスの行動は捕食を意識してのこと。
「マズメ時が一日中続く。」表現の意味あいはここにあって、本来、秋は、横の動きにもシッカリ反応するだけの活性を持った、アグレッシブなバス達を狙える楽しい季節なのだ。

ならばバス達が冬の気配を感じて深場に落ちるまでの間にとことん楽しみたいもの。
とはいえ、実際、どうしたら良いのだろう?

 

2014WBS最終戦優勝の橋本卓哉氏
▲ 2014年秋、WBS最終戦優勝を果たした橋本プロ。3/8オンスのスピナーベイトを軸に広く霞ヶ浦を探った。

 

バスも動く。アングラーも動け!

秋であれば、同じポイントで粘ったり、丹念に攻めすぎる必要はないとのこと。
「アングラーも動け!」どうやら、これが答えのようだ。

バスボートなら広くランガンするのは容易だし、広大なレイクで、アメリカっぽい本格バス釣りが楽しめるのが、霞ヶ浦。
橋本プロのフィッシングガイドでレクチャーを受けながらの釣りをおすすめしたいところ。

おかっぱりの場合でも、シェードのネコリグなどで、夏を引きずったバスを釣るのではなく、秋本来のバスを狙うとなれば、足で釣る。
釣れないなら時には大きく移動して、雰囲気の異なるポイントを探したい。

この季節、バス達に強く影響を及ぼすのは、場所のファクターより、ベイトのファクター。
霞ヶ浦は広い。一言にマッディーウォーターのレイクと思わず、水の違い(水質、水の動きなど)や、ベイトっ気の違いなどに意識を向けた釣りをしよう。

「秋のバスはストラクチャーに付きにくい。」と表現したが、これは、魚が散る分、薄くなるという意味。
だから、巻物を主体とした広く探る釣りが向くものの、やみくもにルアーをキャストしていては釣果には繫がらない。
シェード、橋脚周りなど、やはりポイントはキチンと意識して、ルアーもタイトに通すことが重要。
レンジは、ボトムよりも表層を意識しよう。

ターンオーバーなどで水質が悪化している場合も『水探し』が重要だ。
流入河川はおすすめ。ワカサギなどのベイトも寄る。
クリークのマウス(入り口)から、河川内、狭くなりだす手前あたりまでの、ヒシ藻絡みのポイントなどを狙ってみたい。

で、『今日は、こんな雰囲気がいいんだな!』と、わかればしめたもの。
朝マズメの延長時間の様な釣りが一日を通して楽しめるという。

おかっぱりなら体力も必要になるかもしれないが、その分、大きなご褒美だって期待できるのが霞ヶ浦の秋のバス釣りだ。

 

秋の霞ヶ浦 橋本流ならスピナーベイト

とにかくフットワーク良く、広く探るなら、圧倒的に巻物が強い。

「僕はシャッドより、スピナーベイトがいいナ。」と橋本プロ。

前述の様にストラクチャーに対してはタイトにアプローチしてやる必要があるから、トラブルレスのスピナーベイトで、根掛りと無縁な釣りをしたほうが、効率もいいし、ストレスのない楽しい釣りができるというのが、その理由。

沖合いの浚渫跡や、クリークのマウスなど、要所要所では大物狙いのワーム投入もあるけれど、それでも、そこで粘ることはないという。

 

橋本卓哉の秋。霞ヶ浦のバス釣り▲ 橋本卓哉 2014秋の思い出

 

秋の霞ヶ浦 橋本卓哉おすすめタックル

橋本卓哉おすすめタックル

 

OSPのスピナーベイト、ハイピッチャー
▲ スピナーベイトは、ハイピッチャー 3/8オンス DW(ダブルウィロー)ヴィヴィッドパールホワイト (O.S.P)

OSPのドライブクロー
▲ ワームなら、ドライブクロー 3インチ (O.S.P) ヘビキャロで!

 

スピナーベイトのロッド、ブラックレーベル プラス (ダイワ)
▲ スピナーベイトには、ブラックレーベル プラス 661MRB-G(ダイワ)
橋本プロが開発担当し、絶対の信頼を寄せるグラスコンポジットのスローテーパー・カーボンロッドだ。
ラインはフロロ14ポンド。

ヘビキャロのロッド、スティーズ ストライク フォース(ダイワ)
▲ ヘビキャロには、スティーズ 721MH/HXB-SV ストライク フォース(ダイワ)
ラインはフロロ14ポンド、リーダー12ポンド(1mと少し)シンカー1/2~1オンス。

 

ガイドサービス利用のすすめ

くり返しになるけれど、広大なレイクをバスボートで疾走する、アメリカっぽい本格バス釣りが楽しめるのが、霞ヶ浦。
実力派フィッシングガイドのレクチャーを受けながら、秋の『一日中マズメ時』をとことん楽しんでみてはいかがだろう。

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(ア)

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