- 2019-1-10
- ブラックバス注目記事
- SFGJ, 春, 琵琶湖, 植付友二
最初に、Super Fishing Guide of JAPAN のこと。
プロのガイドとして、『釣らせる技術』を競い合う大会、”スーパーフィッシングガイド・オブ・ジャパン 2018”が幕を閉じた。
第4回大会を制し、”スーパーフィッシングガイド”として、ディフェンディングチャンピオンとなっていた琵琶湖のバスフィッシングガイド、植付友二(うえつけ・ゆうじ)にとっての2018年・第5回大会は、拮抗する強さを見せる旧吉野川のガイド、赤松美陽にその座を譲る結果に終わった。
しかしながら、琵琶湖エリアのベストガイド賞はというと、今回の大会を含め3年連続で依然、氏のものであることに何ら変わりはない。
▲ 2018年、琵琶湖エリア・ベストガイド賞は、BUGS琵琶湖うえんつガイドサービスの植付友二氏。『うえんつ』の愛称で親しまれる名ガイド。3年連続の受賞だ。
▲ こちらは前回大会、2017優勝カップとうえんつさんの愛艇Ranger Z20
うえんつさんが優勝を果たした2017年には、その夏、僕ら編集部が氏に琵琶湖ガイドをお願いした際の様子と合わせて、以下3本の特集記事をご紹介させていただいた。↓↓
Super Guide of JAPAN 2017 WINNER 特集 植付友二 はコチラ>>
こちらの記事では、『ほら、殺気は魚にも伝わるっていいますし、もう少しだけ肩の力が抜けると、今度は僕にもロクマルがヒットしてくれるカモ? また琵琶湖、行くぞ~!!』と締めくくつたが、実は2018年の5月15日には早速、2度目の琵琶湖遠征を決行していた。
Super Fishing Guide of JAPAN 2018開幕まであと半月というタイミング。
ガイドは、もちろん、うえんつさんに依頼した。
うえんつ艇からの2度目の釣行レポート、今度は春の琵琶湖。
是非ご覧いただき、今春の遠征計画の参考にしてほしい。
琵琶湖の春。4日連続のモンスター出現なるか!?
毎年4月に、ビッグバスが高確率で釣られているタイミングがあり、当初はここでの釣行を検討していたものの、この時期の琵琶湖は荒れて出船できる確率自体が下がってしまうらしく、遠征組にはリスクが高すぎるとのこと。
ゴールデンウィーク明けであれば天候も安定するということと、当日が新月であることから、5月15日、この日に狙いを定めました。
琵琶湖ほどの規模になると、月齢を気にかけるアングラーは、けっこう多いみたい。
さて、実釣の当日。前回の教訓通り、本当は殺気を取り払って、リラックス戦法。ゆる~く、ロクマルゲットでしょ!と考えていたのですが、聞けば、連日の様にデカバスが登場しているという、うえんつ艇。
5月12日には66センチを筆頭に爆釣。13日も60センチを筆頭に爆釣。昨日の14日も59センチを筆頭に爆釣。
んん、これはスゴイ。つい気合が入ってしまう。
というより、僕らがここで、『うえんつガイド大物フィーバー』 の勢いを途絶えさせる訳にはいかないゾ!なんて、変なプレッシャーがのしかかってきた!?
「よし、釣ったる!!」ということで、闘志がメラメラと燃え上がり、あえなく、『ゆる~く、ロクマルゲットでしょ!作戦』 には終止符が打たれました。
で、『4日連続のモンスター出現なるか!?』のタイトルとなる訳であります。
まず朝一番は、
「昨日の夕方、いいバスが入って来た様子」というエリアに案内していただきました。
もちろん他の船はありません。さすが平日。
うえんつさん一押し、ジャスターホッグのテキサスリグでスタート。
“メラメラ~” (闘志の音)
▲ ゲットネット・ジャスターホッグのテキサスリグ
と、ほどなくして・・フッキングをキメたのは、うえんつさん。
上がって来たのは、いきなりの50アップ。
▲ 知る人ぞ知る、ちょいナル親父。キメてます!
ロッドは、レジットデザインワイルドサイド・WSC-610HとWSC-610MH。感度とロッドパワーがチョイスの決め手。
え、もう?
なんか楽勝ムードだぞ!
で、うえんつさんに続けとばかり、メラメラ~!
ところが、アタリがでない。
ルアーライフチームは今回も昨年と同様のメンツ。2名でお世話になっていて、うえんつさんからは、丁寧なレクチャーも頂いているのですが、まったくダメ。
うえんつさんが40アップを一本追加したところで、作戦変更と相成りました。
次に向かったエリアでは、ナント、スピニンロッドを手に、ダウンショットリグです。
うえんつさんからすれば、朝一番の、すごく美味しかったであろうエリアで結果を出せなかった僕らを見かねての、題して、『何が何でも釣らせるゾ作戦?』だったかもしれません。
とにかく、かなり繊細な釣りが始まる予感。
と、同時に、「あれっ?」と、過去にダウンショットで魚なんか釣ったことがないことに気付く “トッパー” の僕です。
▲ ゲットネット・ジャスターフィッシュ3.5インチのダウンショットリグ。カラーはグラスフラッシュ。
ゴツ~い、タックルのイメージしか持っていなかったココでの釣りに対して、僕的には、ちょっと琵琶湖らしからぬ展開?などと勝手に決めつけそうになりながらも、うえんつさんの教えを忠実に守ることに徹してみます。
そしたら、ナント、これがオモシロイ!
ロッドがかなりライトなので、アタリを感じれば、大きくスイープで合わせる訳です。
だから、当然と言えば当然なのですが、フッキングが決まって、魚の重さが乗った瞬間には、ロッドはすでに満月。
『新月に満月!? 』これが快感になってしまった。
試してみないと気付かない楽しさって確かにあるんですね!(今頃ですか?)
この時、うえんつさんからお借りしていたスピニングロッドは、レジットデザインワイルドサイド・WSS-69L+。(ん?これはMLに近い感じも?)
『わりと張りがあるけどシッカリ曲がって魚を寄せてくれる感度抜群のロッド』そんなふれ込みでしたが、使ってみて納得!ウィードに触れるのが分かるし、またそれを振り外せるし、とても使いやすい感じ。
それから、「何だか変!?」が良く分かる。
最初は、「それ魚です!」のうえんつさんの声でフッキングを決めることができたのですが、うえんつさんいわく、重みを感じてティップに反応が出る前に、『重い浮遊感』(重いのに浮いてるって何やねん!)を感じて欲しいとのことで、それが分かりやすいのが69L+だそうです。
さて、そんな楽しい釣りで数匹を釣って、うかれてみたは良いものの、良く考えると、アレ?サイズのほうが・・
せいぜい40センチそこそこといったところでしょうか。
うえんつさんは、というと、当然そこのところは、とうに気付いてくれていて、実はストレッチを微妙に変えながら、もっとイイサイズを釣らせようと、必死になっていたようです。
こういうのって、普段、何気な~く、やってくれているので、通常、僕らがそういう気遣いに気付くことはアマリないのだけれど、ハッキリ言って常に一生懸命。ありがたや~。
『必死のパッチで頑張ります!』と、関東人には結構ナゾな年賀状が僕ら編集部宛には届いていたけれど、その意味もわかる気がします。
で、“ パッチ ” が効いて、今度は46センチ来ました!
ジャスターフィッシュを丸呑み!
これが新月の威力!?魚が入ってきたの?って感じで40アップの釣果は続き、
そしてついに!?
まさに、ほうきで掃くように大きくスイープをいれたその時。
“ジリリー!”とドラグが鳴って1メートル程ラインが引き出された!
・・・かと思えば、ナ~んだ!の根がかり?
ところが、これが噂に聞く『藻化け』だそうで、うえんつさん曰く、「結構、大きかったカモ」だって・・・(泣)
でも、ここで泣いている場合ではありません。
本日のお題、4日連続のモンスター出現なるか!です。
大物狙い
ランチ後はダウンショットリグに加え、ジグヘッドリグなども織り交ぜつつ、少し転々としながら様子を見て、作戦を再構築します。
▲ ゲットネット・ジャスターフィッシュ4.5インチのジグヘッドリグ
上のカラーは毎年春に実績のある、”桜ブルー”。下はこの春、ナナマルが釣れて瞬殺で売り切れになったという、”野エビブルー”
うえんつさんがカワイイのを2本くらい釣った後、「ここから先はあらためて大物に的を絞り、テキサスリグ一本で勝負!」ということに。
で、うえんつさんのマグナム・ウエポン『ウィードを切るアクション』をここでもう一度レクチャーしてもらいます。
密集するウィードの中でのワームの釣り自体、普段、ほとんど経験することのない僕らルアーライフチーム。勿論、この釣りに対応できるタックルも持ち合わせていないという軟弱ぶりで、ここでもロッドはうえんつさんからのレンタルです。
にも関わらず、ほどなくして「オッ、ナルホド、そういうコトか!」の感触が・・
期待度がアップしたところで、もう一度、気合を入れなおしてキャストすると・・・
!!
45センチ。
▲ ジャスターホッグのテキサスリグに来たナイスフィッシュ。
うえんつさんと同じロッド、WSC-610MHで。
まだまだこれから!
デカイお題を自らに課している訳で、4日目もモンスターは出現しないとダメな訳で。
更に気合が入る。
!!
で、フルフッキング!気持ちイイ~!
で、40アップ。
うえんつさんは、細かく移動しながら、艇の位置も微妙に修正しながら、ベストポイントへのキャストを促そうとしてくれている。
だから大丈夫。次こそ来る。
!!
で、40アップ。
・・・
『と、最後までサイズアップが難しい1日でした。』
と、うえんつさんは、ご自身のブログで、この日のガイドぶりを、このようにアップしています。
でも、正しくは、
『サイズアップを仕向けるのに苦労の1日でした。』
であることは、僕らが一番良くわかっています。(反省。。)
連続モンスターならず・・・
・・・ あれっ、でも考えてみたら、朝イチでうえんつさんが、ゴーマル1本・・釣ってなかった?
じゃあ、ま、いっか!!
で、「いっぱい釣ったね!」の、琵琶湖釣行となりました。
あー、楽しかった。っと。
うえんつさん、こんなヤツらでゴメンナサイ!
でも、楽しいことが一番。おかげ様で少しは上達したんじゃないでしょうか?
また琵琶湖、行くぞ~、もっとウマくなるぞ~!!
【琵琶湖うえんつガイドサービス】
ガイド料金(除:ランチ代)2019-1-10現在
■ ウィンタープラン:1月~2月(3月も可)約6時間
1名様 ¥27,000
2名様 ¥30,000
3名様 ¥36,000
■ フルタイム10hプラン:3月~11月
1名様 ¥33,000
2名様 ¥36,000
3名様 ¥42,000
※ 割引クーポン取り扱い店舗あり。
■ ちょいナルガイド8hプラン(女性・お子様同伴の方限定のおすすめプラン)
1名様 ¥30,000
2名様 ¥33,000
3名様 ¥39,000
※ 同伴の小学生は1名様まで無料。
※ 12月もコチラのプランです。
■ 0.5日ガイドプラン(実釣翌日の追加延長プラン)
1名様 ¥20,000
2名様 ¥24,000
3名様 ¥27,000
※ 前日15時以降受付可能(お受けできない場合があります)
【レンタルについて】
最後に、タックルのレンタルに関してです。
テキサスリグにしてもダウンショットリグにしても、琵琶湖に対応させるロッドの購入に際しては、まずは、ガイドさんのおススメのロッドを使わせてもらってからの方が間違いがないと思った僕。
うえんつさんも、「そうですね、610MHや69L+であれば、どんなフィールドでも広く使えるけれど、ホントはその良さが分かった上で買われた方が良いですね!」との事で、実際にロッド購入の相談のメールや電話をゲスト(お客さん)から受けることも多いみたい。
「遠慮なくご相談ください!」とのことでした。
詳しくは、
琵琶湖うえんつガイドサービスへ>>
(ア)