カテゴリー:釣りの いたずら
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浮靴沢奇談 鉄砲水【第5話 鉄砲水】
そして、これまで以上に強い川風が吹きおろしたかと思った、その時のことだ。 突然、辺りが少しだけ明るくなって、淵を取り巻く全ての音は消えて行き、僕は不思議な静寂の中に包まれていた。詳細を見る -
浮靴沢奇談 鉄砲水【第2話 浮靴沢】
靴の浮く沢なんて、確かに気持ちが悪いナと思うけれど、草鞋(わらじ)や草履(ぞうり)ということでもなく、名前に靴の字が付く沢にまつわることなど、どちらにしても、それほど古い話でもなさそうで、言い伝えだなんて、なんだか少々大げさな気がした。詳細を見る -
浮靴沢奇談 鉄砲水【第1話 隣の谷】
かねてから待ちわびられていたトンネルの開通で、ようやく往来が可能となった隣県の村には、通称、浮靴沢(ふぐつさわ)と呼ばれる、山深い一本の沢にまつわる言い伝えがあった。詳細を見る -
怪談:釣り一頁 【水面の影】
夜釣りには持って来いな環境だ――そう思って、S君と私は池の周囲をぐるりと囲む畔を進んで、ポイントを目指しました。直ぐ左手には、月明かりを反射して浮かび上がる、凪いだ水面が広がっています。詳細を見る