実はこのルアー、ナマズ釣りに効きます[鯰釣りの作法vol.5]

鯰の作法

毎日がジトジトして、紫陽花の葉にカタツムリが這うのを見れば梅雨だと思うこの頃。

今年は、短時間に大量の雨が降り、多摩川も荒川も、都市近郊の河川は何処もかしこも濁流で、釣りのできる状態ではなくなってしまった。本当を言えば、そんな状況でもナマズは釣れるのだが、安全第一を忘れず危険な釣行は控えて欲しい。

さて、前回ではナマズ釣りの王道ルアー・ジッターバグについて書いた。今回は、その他でオススメのナマズに効く2つのルアーを紹介したい。

◆メガバスLATES(ラトルイン)

LATESは、短い移動距離でも確実に激しくロールし、ラトルが鳴るのが特徴だ。

LATESメガバス

ただ巻きでも良いし、ショートジャークで水面をスラッピングさせるのも効果的である。トップウォーターのカテゴリーとされているが、シャロークランク程度は余裕に潜るのでその用途は幅広い。

120mmのサイズは、中型〜大型のナマズが通常捕食しているであろうチアユ、ウグイ、イナッコ等にマッチしている。

◆メガバスXPOD

アゴを数段階に設定でき、「カッチーン!」というショックウェーブを放つ素晴らしいルアーだ。メガバスのルアーの中でも、私が最も多くの50cmアップのバスを釣ったルアーであり思い入れが強い。

xpodメガバス

その一方で、バス釣り中に外道としてナマズがたくさん釣れたのだ。これはポップ音どうこうよりも、ショックウェーブがナマズを引き寄せているに違いない。

バス釣り中の外道であるから、昼間の釣りであり、水底で寝ているナマズでさえも強制的に覚醒させバイトへつなげてしまうのであろう。しかもこのルアー、良く飛ぶのだ。ロングキャストが必要な、川の中州等の一級ポイントへ容易に届くのである。必然的に、釣果が上がるわけだ。

108.5mm , 3/4oz.

◆おまけ:スピナーベイト

おまけで言えば、スピナーベイトも効果的である。やはりワイヤーベイト特有の金属音にナマズが惹かれるのであろう。特段、どこそこのスピナーベイトがいいとは断言できない。普段、バス釣りで使っているもので構わない。

特に低水温期には、スピナーベイトをスローでボトムトレースすると効果的だ。

音と波動というナマズを惹きつける要素を持っているルアーであれば、ジッターバグでなくとも鯰釣りは可能なのである。ショップのナマズコーナーに展示されているルアーだけが釣れるということではないので、自分のナマズゲーム・ルアーを開拓して欲しい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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水面屋(みなもや)鯰釣り師

首都圏在住。小学校低学年からバス釣りを始める。高校入学と同時にロッドをギターに持ち変え、釣りから暫く離れる。男三十路にして鯰くんに男惚れ。現在はツララでビッグベイトを振り回し、メーターマナマズとロクマルバスを追う日々。

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