- 2016-1-13
- 雷魚
シーズン終盤の雷魚釣り
3月に今期のシーズンが始まって、随分とぶちかましたと思っていたら、あっと言う間に12月。
雷魚シーズンも終盤です。 (2015年12月の原稿より)
思い返せば、前シーズンの場合は12月には雷魚の存在も痕跡も、全くと言っていい程、キレイさっぱりとなくなりましたな。
ところが、今年はスーパーエルニーニョ現象とかの影響で、12月も今んトコそこまで、さぶく(寒く)ない。
そんなこんなで、香川県のため池も選んでこなせば、雷魚がフロッグを、追ってくれています。
数は少ないですけど。
▲ 中にはフロッグを丸呑みする雷魚も!(左)
まー、でもね、あくまで12月です。
フロッグへの追いや喰いや、反応は、通常、弱っちくて遠慮がちになります。
雷魚シーズン終盤には終盤ならではの特別な魅力があるものの、その攻略については、戦略が重要です。
シーズン終盤の魅力と、魔力。
シーズン終盤の魅力があります。
言わずもがな、理屈抜きに、ヤル気のある雷魚は、この時期でも水面のフロッグに襲いかかって来る。
コイツはたまりませんね。
更にこの時期の雷魚は、本格的な冬の到来に備えて栄養を蓄えていて、長さは時の運としても、ほぼグラマラスでナイスバディの健康体のサカナばかり揃ってる。
最盛期に比べると、当然アタックの回数は格段に落ちますが、釣れたらサカナの体躯はグラマラスな健康優良児。
この魔力にはどうしても引きつけられてしまうし、この魅力には逆らう事はできません。
シーズン終盤の攻略と、戦略。
シーズン終盤の攻略には戦略が必要になります。
前回の “ vol.8 ” でも、少し触れましたが、まずはスモールフロッグが重要になってきます。
シーズンの最盛期では、雷魚のアタックもヤル気マンマン、フロッグの吸い込みも強烈で、ガッつり喰らい付きます。
1オンス超のフロッグでも問題なく、吸い込む。
しかし、シーズン終盤では水温の低下等の影響で、ヤル気も吸い込みも反応も、弱く鈍くなる。
くり返しになるけれど、アタックの回数は格段に減少します。
そこで、一日の中での数少ない貴重なアタックの取りこぼしをなくし、確実にモノにするべく、弱く鈍いアタックでも、雷魚の口に吸い込まれるようなスモールフロッグが必要となる訳です。
▲ 左から、14g、10g、7g
体長5cm前後、7~10g程度のスモールフロッグがシーズン終盤の最強兵器になりますな。
そして、スモールフロッグを扱い易くする為に、重要性が問われるのがロッドです。
シーズンの最盛期であれば、エクストラヘビー級のロッドをメインに、ヘビーなカバーを攻略してました。
フッキングを決めて、カバーごとゴリ巻きして、サカナを抜き上げる必要がありました。
▲ XHのロッドは、盛期のメインロッドだ。
しかし、エクストラヘビー級のロッドだと、スモールフロッグはどうしても扱い難い。
スモールフロッグのキャストが決まらずストレスが溜まります。
もっと気持ち良く釣りがしたくなります。
そこで、ロッドのクラスを落として、ヘビー級のロッドを選択する必要性がでて来ます。
ヘビー級のロッドで、尚且つPEラインの8~10号が使用できるものがベストでしょう。
▲ Hのロッドが、秋以降のメインロッドとなる。
これで、スモールフロッグのキャストも決まり、ストレスフリーで釣りに集中できます。
シーズン終盤なんで、ヘビーなカバー群も沈静化するんで、ヘビー級のロッドでも十二分に対応する事ができる。
リールはやはり、ベイトリールがおススメです。
少々強引なやり取りを迫られる場面でも不意なトラブルが少なく、ルアーへの微妙なアクションもつけやすいです。
最近のベイトリールは性能も良く、PEライン8~10号が30~40m巻く事が可能であれば、どんなものでもある程度対応がききます。
但し、軽いルアーでのバックラッシュを避ける意味でも、ロッドパワーは前述のように少し落とすほうが扱いやすくなります。
by 雷人参 –risingsun–
PLOFILE
雷人参-raisingsun-
神奈川県生まれの、湘南は茅ケ崎育ち。
雷魚を求めて、うどん県香川に移り住む。
祈願!年間釣行300日!
日々、是釣行。日々、是修行。色々なルアーの可能性も試したい!
2015年、香川県ため池 ライギョガイドサービス「雷人参」、始めました。
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