トルザイトを考える。<その1>

トルザイトを考える。その1

ロッドに求められる性能とは何だろう。
異なるマテリアルのコンポジットブランクだったり、理想的なテーパーデザインが施されていたり。。

ただ、どんなに素晴らしいブランクを作り上げたとしても、ガイド(ラインガイド)の存在を抜きにして、ロッドの性能は語れない。
それくらいガイドセッティングの重要性は大きく、取り付ける数や位置、大きさや形、素材など、様々な要素が、実際のロッドの性格を決定付ける。

高性能なロッドに拘われば、富士工業株式会社のセラミック製ガイドは、なくてはならないパーツとなってくるワケで、フジのsicセラミックリングは、1981年の登場以来、現在に至るまで、常にロッド製造メーカー各社やアングラー達から絶大な信頼を得て来ました。
こと、マテリアルに関してはsic+チタンフレーム。ガイドはこれに勝るものはない。そんな感じの時代が随分と長く続きました。

ロッドメーカー各社はというと、更なる進化を求め、ガイドの開発に着手。なんてコトは、考え辛いのが現実。
フジの存在はとても大きい。
だから、ガイドセッティングという切り口で、ロッドに更なる進化や個性を打ち出すのは、なかなか大変であった様で、例えば、テップガイドをもっと軽くしたい。といえば、リングの直径を小さくしてみたり、ロッドティップに差し込むパイプの部分の長さを短くしてみたりと、もう、極限というか、苦肉というか、来るところマデ来てしまった。という印象でした。
ところが。。

今年3月、みなとみらい・パシフィコ横浜で開催された国際フィッシングショー Japan Fishing Festival 2014、富士工業株式会社のブースは、沸きに沸きました。
32年間の長きに渡り信頼され続け、もしかしたら進化の頂点とまで思われて来たsicが、終わった。。
実際は終わったかどうかはまだわからない。
でも新開発されたセラミックリングTORZITE(トルザイト)の登場は、それくらいセンセーショナルなものでした。

1.2
▲ 嵐の前の静けさ。。 国際フィッシングショー 富士工業ブース前。

さて、既に色々なところで騒がれているトルザイトだから、ちょっと前置きが長すぎたカモしれません。
知っている人はオサライのつもりでどうぞ。ルアーライフが考える、トルザイトについて。です!

ゴメンナサイ。。今回は何も語らぬうちにオワリ。
次回から本題に入っていきたいと思います。ご期待アレ。

(ア)

トルザイトを考える。<その2:軽さ編>  はこちら! >>

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