- 2015-10-13
- 痛ックルの世界
製作者:痛ックル精鋭部隊№03 コタク
シマノ 07メタニウムMG7 ver.俺妹桐乃
ベースとしたのは07メタニウムMG7。
理由としては、マグブレーキリールのようにダイヤルがないのでキャンバスとなるパーミングカップを目一杯利用できることと、カスタムパーツの多さ。
ちょうど痛リールを製作しようとしたときに『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』というアニメにハマっていて、たまたまこのアニメのデカールセットが販売されていたので題材に使用しました。
キャラクターは同アニメのヒロイン「高坂桐乃」です。
▲ 平滑面を最大限に活用してデカールを配置。
Availのスプールとハンドルは超々ジュラルミン製。
ベースカラーはラッカー塗料でピンクに近いレッド。
上からパールコートすることで、見る角度によって色彩変化を生み出せる塗装にしています。
互換性のあるパーツに関してはヘッジホッグ製のアルマイトパーツで統一感をだしています。
見た目の派手さと実釣での使用感を両立するために内部にも拘っています。
Avail製のハンドルとスプール、琵琶湖での使用も視野に入れYTfusion製のベアリングを組み込み、
独自のケミカルオイルで仕上げることでノーマル時とは比較にならないほどの使用感を達成しました。
痛いだけでもパーツ換装だけでもつまらない!という信念の基に生まれたリールです!
痛化! ver.俺妹桐乃
今回のメタニウムMG7 ver.俺妹桐乃ではカラーリングにラッカー系塗料、クリアコートにウレタン系塗料を使用しています。
釣具は屋外使うものですし、水掛かりやぶつけ・擦れといったキズが付いたりするものですので、痛ックルを作る際、特にリールやロッドではどうしてもウレタン系塗料でのクリアコート(トップコート)が必須になってきます。
また、近年のリールはかなり精密に出来ています。
分解→塗装のあとの「組上げ」のときに塗膜が厚いと、塗装の有無での寸法差で巧く組上がらなかったり、塗装を削らなくてはいけなかったりしますのでパーツ同士の接合部分は気を使います。
リールの機種によって違いますし、個体によっても違う場合があるので、「慣れ」が必要な部分かもしれません。
カスタムペイントにおける塗料の使い分け
ここでカスタムペイントにおける塗料の違いを説明します。
カスタムペイントでは大きく分けて2つの塗料を使用します。
ラッカー系塗料と、ウレタン系塗料です。
ラッカー系塗料
いわゆる「プラカラー」と呼ばれるプラモデル用塗料もこれになります。
・大型ホビー店や模型店などで簡単に入手できる
・色数が豊富で取り扱いが容易
・少量での販売が多く価格を抑えられる
・塗膜が薄い
<デメリット>
・塗膜が薄い
・耐用年数が比較的短い。
ウレタン系塗料
車やバイクなどの塗装をイメージしてもらえると判りやすいかもしれません。
<メリット>
・塗膜が厚い
・耐用年数が長い
・紫外線による黄変などにも強い
・仕上がりが美しい
<デメリット>
・塗膜が厚い
・硬化剤を用いる為、取り扱いに面倒な場合がある
・専門店や通販などでしか購入できない
※ 塗膜厚の「薄い」「厚い」はそれがメリットでもありデメリットでもある面倒な部分です。
▲ 今すぐ釣ってきて!と言われるので、また釣りに行ってしまいます。