釣り初級者のビギニャーが、晩ご飯のおかずの魚を釣るために突撃するこのシリーズ。
今回は、フックの基礎を学びにフィッシングショー(Japan Fishing Festival 2014 ~国際フィッシングショー~)に現れた。
先駆的フックメーカーのVANFOOKさんのブースにお邪魔して、日頃「??」だったことを聞いてきたぞ。
フックは重要。これ当たり前!?
フックは、魚に直接触れている唯一のコンタクトアイテムで、とても大事だニャ。
ロッドにこだわり、リールにこだわり、ルアーにこだわり…でも、ラインやフックへのこだわりって、何かムズカシイ…?
日ごろ「??」だったことをVANFOOKさんに直接ぶつけてみたニャ!
針先が甘くなると、確実にフッキングは悪くなります。
換えるタイミングは、針先を親指の爪に直角に立ててみて、引っ掛からずに滑るようでしたら、交換してください。
針先を親指の爪に直角にあててみて、引っ掛からず滑るようだったら交換時期
ハリは、曲がったものを戻すと、確実に強度が落ちるので、交換してください。
表面のコーティングが剥げたりもしますので、研がないとダメな状況になったら、交換してください。
湿度のかなり高い所に置いてあったのでなければ、問題ありません。
数年で品質が落ちることはまずないです。
魚と接しているフックには全部の力がかかりますので、ルアーとのバランスはもちろんですが、タックル全体のバランスが大切です。
販売時にルアーに標準でついているフックは、ルアーとのバランスを考えてつけられています。ルアーのテスト段階で、フックメーカーが協力してバランスを調整することもあります。
ルアーだけでなく、ロッドの堅さ、ラインの太さ、リールのドラグ調整などなど、バランスは結構奥が深いんですよ。
そのことを認識して頂いた上で、標準フックを基準にして、状況に応じていろいろ試してみてください。
繰り返しになりますが、バランスが重要ということは前提ですよ。
その上で、フックサイズを変える場合、基本的な考え方としては、
と言えます。
これも魚や釣り方に合わせたタックルバランスですね。
大物狙いなどで全体的にパワー(ロッド堅め、ドラグ強め)が求められるタックルバランスだと、衝撃に耐えられるように太軸に。
一方、柔らかめのロッドでドラグも緩くして、刺さり重視でいくなら、細軸に。
他にも、ゲイプの広さや、曲り具合など、ルアーや釣り方の用途に応じたフックがあります。フィールド、状況、狙う魚、釣り方によって、いろいろな組み合わせがあります。
自分なりに工夫して、その日の状況に合わせていくのがゲームフィッシュの醍醐味ですので、楽しんでください。
これもバランスですが、トレブルフックはシングルフックよりも重いですので、
などして、ウェイト調整をすると良いでしょう。
いわゆる活性色ですね。一般論ですが、魚の活性が高いときには、有効です。
逆に、食いがそもそも渋い時には、使わない方が良いようです。
エリアフィッシング用のフックの場合、基本的には黒です。シルバーは、見かけません。
管理釣り場は、狭いところに沢山の人がルアーを投げますので、シルバーだと魚がスレると考えられています。
スプーンなどをしまっておくワレットに、スポンジがついていますよね。そのスポンジに刺してみてください。
刺さりの良いフックは、力を入れなくてもサクッと針先がスポンジに入ります。
細かい製造法の違いは多々あるかと思いますが、実は、フックは同じように見えて設計思想が全然違ったりします。
例えば、元々が積極的に掛けに行く発想がベースにあるメーカーさんもありますし、乗りを重視したメーカーさんもあります。
VANFOOKでは、それぞれのルアーにピッタリ合うフック形状を、常に意識して取り組んでいるんですよ。
今回は、釣り具屋での入手のしやすさ、フックの精度に定評がある、などの観点からVANFOOKの製品を取りあげてみました。
フックメーカーによって、細かい仕様は異なりますが、サイズや軸の太さなどの一般的な考え方は共通しています。
ただ、メーカーによって表記が異なるので、注意を。
SP:スプーン用、CK:クランク用、ME:ミノー用 |
[細軸]11<21<31<33<41[太軸] |
zero:摩擦ゼロ・フッ素コート仕様 |
数字が大きい方→フックサイズ小さい |
VANFOOK ヴァンフック株式会社
住所 | 〒677-0021 兵庫県西脇市蒲江215番地 |
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TEL | 0795-22-3710 |
URL | http://www.vanfook.co.jp/ |
FB | http://www.facebook.com/vanfook.Japan |
播州は、伝統のある世界一の釣針製造の拠点であり、その品質は世界をリードしてきました。
播州の釣針産業の一翼を担い、播州針=ヴァンフックを社名に冠しています。
VANFOOKは、エリアフィシングにおけるミノー専用、クランク専用フックを、時代に先駆けて開発した、先駆的フックメーカーです。
最近では、ソルトルアーのフックにも力を入れており、独自の視点からフック開発に取り組んでいます。
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