- 2014-9-3
- ブラックバス注目記事
ポイントを極める!(もう読んだ人はスキップしてね。)
基本、分かりやすいポイントの魚はスレている。でも、見かたに気付けば、他人には見えないポイントも見えるポイントに変わる。
同じバスボートで、指をさしてもらいながらの説明だから、抜群の理解度が得られます。
前章でふれた様に、辺りの中で一番釣れそうもなく見えるトコロがベストポイントだったりもするから、
ポイントは知っているコトも大切だけど、ポイントだと気付ける力を養うことも大切だ。
では、早速、実際のポイントを見てみよう。
ポイント解説:チョコレート護岸の秘密
板チョコの様なチョコレート護岸は護岸とボトムの繋ぎ目、マテリアルの変化にバスがつく。長く続く護岸も、確信部を想定したり、気付いたりできることが大切。
写真よりもモット広い視野で見て欲しい。護岸はどこまでも真っすぐに伸びているか、途中、どこかが歪んでいるか?
歪んでいたら、それは東日本大震災のツメ跡。
で、歪んでいる箇所が、水中ではどんなコトになっているかというと、護岸とボトムの繋ぎ目にオーバーハングやスキマが出来ているんだそうだ。当然ながらバスがつく。
写真の様な護岸タイプの変化する境い目も狙おう。境い目は狙い目。
ポイント解説:沈みモノ
ハイテク3D魚探にクッキリと浮かびあがったのは船の影。それも2艇。以前はもう1艇あったらしい。
誰にでも分かるポイントとは違うから、当然の如く、スレがないし、大物のヒットが期待できる。
ワームなどのボトムの釣りにおいて、そこに何があるのかが前もって分かっている場合は、ロッドに伝わる、その感触を、体で覚えよう。見えないボトムが見えてくる。
ポイント解説:アシ際。“サギ”が教えた“本当”
当日、水位は通常より30センチ以上低く、アシ際のホットスポットでは水深が圧倒的に不足していた。
でも、考え方次第ではチャンスに!少し深めのアシ際を見つけることさえ出来れば、そこには集中的に魚が付いていることも。
ガイドの布川さん、遠くの岸辺にいたサギ(鳥)の足元が水に浸かる状態から、その場所の水深が他より深いことを見抜いた。あそこなら、釣れる。と。アッパレ!
写真は、また別な場所で利根川。ショアラインを見て欲しい。流れに対して直角な方向へ張り出しているというのは、考えてみれば、不自然。アシの根っこがシッカリとしている証拠で、ここだけ地盤が強固になって流れによる侵食を阻んでいる。当然、沖側は、水深がある。第一級ポイントだ。シェードになっている側を狙おう!
ポイント解説:水路(インレット)
流れの効いた水路の吐き出し口は、流入した泥などが蓄積されていかない様、沖合いのボトムまで板状のコンクリートが入っているところも多い。壁沿いはもちろんポイントになるが、すこし離れたハードボトムもキチンと探ろう!
流れの効いた水路の吐き出し口は広く探りたい。
ポイント解説:ブレイクを見抜け!
ブレイクにバスが付くのはわかる。でも濁りがあるから、魚探がない限りブレイクライン自体どこにあるのか分からない。と、思いますか?
答えはNO。
この竹の棒、ショアラインにそってブスブスと刺さってる。実はウナギを獲る為の仕掛け。
ブレイクの上、つまり、浅い側に竹を刺し、深い側へ仕掛けのロープが伸びている。
それぞれの竹の棒を線で結べば、そう、そこがブレイクラインだ。当然、デコボコと複雑に並んでいれば、よりオイシイ地形といえる。竹の棒の左か右。ロープの入っていない側にキャストすればマズ根掛りはない。
これを知るだけでも、釣果は劇的に変わるハズだし、陸っぱりの釣りにだって役に立つ。
(写真は利根川)
●いかがですか?自然の営みや人の営みを良く観察してみたり、想像してみたり。。そんなコトをほんの少し意識して辺りを見回してみるだけでも、立ち木や橋脚といった、単純なストラクチャーとは違う、自分だけのおいしいポイントが見えてきます。