シーバス釣りをするうえで必要となるのは、ロッド(竿)やリール、ルアーといったタックル、そして安全面なども考慮に入れた装備だ。
ここでは、ぜひ用意したいものを、小沼さんのイチオシと合わせてご紹介していこう。
シーバス釣りを始めたばかりのアングラーなら、シンキングペンシルの泳ぎを見て、その動かなさに「本当に釣れるの?」と思うだろう。
ヨレヨレと左右にわずかに動き、S字の軌道で泳ぐ。
しかし、この動かなさこそが、シンキングペンシルの一番の強み。
ミノーやバイブレーションの激しい動きにスレたシーバスは、こうしたおとなしい動きに思わずバイトしてしまうからだ。
シンキングペンシルがもっとも活躍する場面は、晩冬から晩春にかけてのいわゆる「バチ抜け」シーズンだ。
「バチ抜け」とは、「バチ」と総称されるゴカイの仲間が大量発生する現象だが、シンキングペンシルはこのバチに動きやフォルムがよく似ていて、
この時期のシーバスの反応が抜群に良い。
水面~表層付近を中心に、可能な限り遅いスピードでルアーを引いてこよう。
シンキングペンシルはスローリトリーブでもアクションするように設計されているものが多い。
逆にいうと、高速リトリーブでは水面から飛び出してしまい釣りにならないものがほとんど。
ただ巻きで、ひたすらゆっくり引く。これこそが、シンキングペンシルのもっとも基本にして、もっとも効果的な使用法だ。
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