春、バチなど捕食しやすいベイトを食べることで体力の回復を図ったシーバスは、この時期になると栄養価の高い小魚を積極的に捕食するようになる。
河川では10㎝前後の稚アユが、港湾部や河川、磯などではカタクチイワシがシーバスの格好のベイトフィッシュとなり、
ルアーもそれらのベイトフィッシュに合わせてチョイスするのが基本だ。
シンキングペンシル等、動きの遅いものが中心だった春と異なり、ミノーやバイブレーションなど、動きの鋭いルアー、速巻きに対応するルアーを中心に揃えたい。
もっとも夏場のシーバスは、稚アユやカタクチイワシ以外にも多くのベイトを捕食していて、
ボラやウグイ、サッパ、ハゼ、ネンブツダイといった小魚、カニやエビ、シャコなどの甲殻類、イカなどの軟体動物など、その種類は実に多彩。
稚アユやカタクチイワシを中心に考えつつ、これらのベイトの居場所を見極めれば、さらなる釣果アップが期待できる。
水温が上がる夏場はシーバスの活性も上がる好シーズンだが、水温が上昇しすぎると水質が悪化し、シーバスはそうしたエリアから姿を消す。
こうした高水温期攻略のキーワードが「水深のあるポイント」と「潮通しのよいポイント」。
まず、水深のあるポイントは水が温まりづらく、プランクトンが豊富でシーバスが捕食するベイトフィッシュが集まりやすい。結果、シーバスも多く集まってくるのだ。
このようなポイントの代表例が、沖に作られた堤防、いわゆる沖堤や、大型船が接岸するような護岸際、急深のサーフ等だ。
また潮通しのよいポイントも水の流れがあるため、高水温期でも水温が上がりすぎずシーバスが集まってくる。
堤防の先端や磯の岬状になった部分、水門まわり、消波ブロック際等が、潮通しのよいポイントの代表例だ。
この時期、アユは10㎝くらい、イワシも7㎝以上になります。こうしたベイトのサイズにルアーを合わせることも大切ですが、
この時期もっとも意識したいことは、こうしたベイトフィッシュのような速い動きのルアーにシーバスが反応するということです。
特に日中の釣りではルアーを速巻きすることを心がけてください。
なお、夜間には夜光虫が多く発生する時期です。
夜光虫が出ているときは、夜光虫が発生しづらい排水溝まわりを狙うか、ブラックピンクベリーのルアーを使ってみてください。このカラー、驚くほど釣れますよ!
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