SFGJ2014特別企画 頂上対決! -完全密着!バス釣り対決レポート- vol.4

頂上対決IN亀山ダム

戦い、終わって。

スーパー・フィッシングガイド。。
“ブラックバスを釣らせるプロ”として頂点を極める者。
今度は自らロッドを握り、『ガイド』ではなくて、『一人のバサー』としての真価を問うべく、完全アウェイ、千葉県亀山ダムを舞台に熱い戦いを繰り広げた。

戦ったのは、
チャーリー近藤こと、帝王・遠賀の河猿 近藤健太郎。SFGJトップ1。
そして、「たかさん」こと、四国赤松 暴れ鷹 赤松美陽。SFGJトップ2。
戦い、終わって、ノーサイドを迎えた“頂上対決”を振り返ります。

勝者、チャーリー近藤

勝負はついた。

勝ったのは、チャーリー近藤。320グラム(27センチ)1匹。

敗れたのは、たかさん。。 ゼロ。。

チャーリー近藤さん、おめでとうございます!
なんて。。

『わざわざ、九州と四国から乗り込んできて、ショボイ。。』

と、思いますか??
頂上対決。結果は見えたし、勝敗も決した。これでオシマイ。。
と、感じますか??

チャーリー近藤、執念のキーパーサイズ

▲ チャーリー近藤、執念のキーパーサイズ

フィッシングストップ。冬の亀山に見えたもの。

今回の対決、もちろん “対決”だから、勝負の行方も気になりました。
でも、他にも気になっていたコト、ありませんでしたか?

それは、『冬でも楽しいバスフィッシングって、できるの?』ではないでしょうか?
たとえそれが、普段、行きつけてはいない場所であったとしても。

それから、『もし、本当に楽しめるのだとしたら、その時僕らに求められるスキルって、いったいどのようなものだろう。。?』とか、『プロのガイドは、どの辺が凄いのだろう。。?』とか。

頂上対決翌日の亀山ダム

▲ 頂上対決翌日の亀山ダム

僕らは既に、この日、亀山ダムに起こった出来事を知っている。
だから、ディープで、シャローで、これ程までにエキサイティングなバスフィッシングが冬でも楽しめてしまうという事実を知ってしまったことになります。

何だかスゴく、試してみたくなりませんか?
何だか釣れそうな気がして来ませんか?

冒頭、[『ガイド』ではなくて、『一人のバサー』としての真価を問うべく…] などと、書きました。
でも、彼らは紛れもなく『ガイド』なんです。
自らが釣りをしてまでも、僕らに釣りの楽しさや、大切なコトを教えてくれる。。
まさに、スーパー・フィッシングガイド。であります。
トーナメントの勝敗を追ってみるだけでは、なかなか見えては来ない部分かも知れません。

僕らに必要なスキルって、いったい何だろう?

例えばボートからの釣り。
当日のボートは、10フィート免許不要艇だ。
特別なハイパワー・バスボートとは違って、誰もが手軽にレンタルできるから実にありがたい。
ところが、いざ操船となると、慣れないうちはどうしても少々ぎこちないものとなって来る。

腕の立つバサーにとっては、フットコンエレキを駆使して、流れるが如く自在に操船したり、ミスキャストが少なかったりするのは、ある意味、あたりまえのことかもしれないし、今回のお二人を見ていても、それは例外ではない。と言うか、実に冴えわたっている。
ここは、まずひとつ特筆できる部分。
動作の正確さがヒットの可能性を高めているのは事実だし、魚探を使用する釣りであれば、その操作が分からなければ全く話にならないのだから、季節や、エリアに関わらす必要となるスキルだろう。

けれど、これらは皆、釣りが好きで、自からが望むのであれば、自ずと高めていけるスキルであるとも言える。

操船や精度の高いキャスティングは、是非ともマスターしたい技術ではあるけれど。。

▲ 操船や精度の高いキャスティングは、是非ともマスターしたい技術ではあるけれど。。

冬のバス釣り、アウェイのバス釣り、は、確かに簡単ではない。
『釣れる気がしない』とか『運が良ければ釣れるカナ?』では、まさに運任せになってしまう。それに、信じるモノがなにもないから、すぐに心が折れてしまうカモしれない。

だから、スキルもさることながら、冬の寒さに打ち勝つだけの熱いマインドで、自分をその熱いステージ上に立たせることができるだけのネタを、どのようにして作っていくか? この部分が、かなり重要になってくる様に思う。

簡単でよくある例は、前夜にDVDなどを見てテンションを上げる方法。。これがなかなか馬鹿にならなかったりもする。

対決の前日、実釣する、しないの差はあったものの、実は各々が亀山の湖上にいた。
そう。予め、地元バサーのガイドを受けている。
名ガイド、と称されるお二人にして、この念の入れよう。
と言うか、名ガイドだからこそ、ガイドというものの重要性を人一倍、強く認識している。と言ったほうが正しいかもしれない。

実力とか技術とかと言われるものの中には、間違いなく、“情報収集力”というピースが混ざっている。

フィッシングスタート前のインタビューでは、お二人揃って、「勝つ自信がある。」と話してくれた。

フィッシングスタート前のインタビュー

▲ フィッシングスタート前のインタビュー

バスフィッシングをとことん楽しむということ。

最初から釣ることが大前提だし、それだけの準備や作戦を持って、当日に望んだお二人。
チョット大袈裟な表現かもしれないけれど、今そこにいる、ものすごくデカイ「見えバス」を、さて、これからフックアップさせてやろうとばかり、ワクワクしている。そんな感じか。

図らずも、ディープ VS シャロー、全くスタイルの異なった今回の対戦となったのだけれど、2人にとって、それぞれのバスは、常に「見えていた」のと変わらなかったと思う。
『次のキャストでは、掛ける!』などと思いつつも、なかなかバイトが得られない状況には、随分とじれったい思いもして、途中、柔軟な対応を迫られる様な部分もあったのカモしれないけれど、それでも、「見えている」から疑わないし、「見えている」からずっとワクワクしている。興奮している。

12月。始めての亀山でのバス釣り対決に、それくらいの具体性と大きな楽しみを見出していた。

チャーリー近藤(写真:上)と、たかさん(写真:下)。ディープ vs シャロー、スタイルの異なる釣り。

▲ チャーリー近藤(写真:上)と、たかさん(写真:下)。ディープ vs シャロー、スタイルの異なる釣り。

スゴイ釣りだった。
冬でも楽しいバスフィッシングって、できる。
それも、とびっきりのバスフィッシングが。

激戦を通してそれを教えてくれた2人のスーパー・フィッシングガイドは、戦いが終わった後、『ホント、楽しかった!』を、繰り返し、繰り返し、口にした。

(ア)

次回、番外編です!

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【予告】SFGJ2014特別企画 頂上対決!
【前座】頂上対決!の前座??
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【番外編】SFGJ2014特別企画 頂上対決!
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