- 2014-12-15
- ブラックバス注目記事
- SFGJ
冬の亀山ダムに、あの男?が、やって来る!??
本当に男達がやって来るその日。の、2週間ほど前のお話。。
本当のお話 SFGJ2014 頂上対決!(予告)はコチラ>>
我らルアーライフのエース????、トッパー君、久々に登場であります。
先に、いいのを一匹釣って、あの男達にプレッシャーをかけてあげましょう!と、出かけて行ったのが12月6日、土曜日。
「冬だって、当然、トップですヨ!」
相変わらず、ノー天気ぶり丸出しのトッパー君でありました。
しかし、そこは真冬の千葉県、亀山ダム。
この日の朝、亀山ダム周辺では初霜も。。
東エリア上流、おりきさわボートから出艇し、水温を計ると12℃。思ったより高い。
けれど、数週間前までは15℃もあったらしいから、それは下り傾向の12℃だ。
厳しいカモしれない。
風はそれほど強くない。日も高くなり、寒さも和らぎ始めた頃。。
「釣れそうな予感。。!」
ゲゲッ!! ナント、トッパー君、そうノタマった。
正真正銘のノー天気野郎である。
▲ 医院下は浮き草の中に埋もれていた。奥へと続いているのだが。。
しかし、彼にも、それなりの作戦はあった。
「本当は自分、カナディアン・カヌーでやるのがスタイルなんスけど、ココではカヌー・フィッシングが、ご法度なモンで。やりにくいッス。。」
そう言いつつ、フットコン・エレキを上げてしまったかと思ったら、おもむろに自前で用意して来た、カナディアン・パドルを握りしめた。
なるほど。
ほんの少しだけ、感心してしまった自分が情けない。
要するにこうだ。
通称、医院下。
東エリアの中流域にある、北側、一番の奥にあるドン詰まり。
この日、このエリアには、田んぼの水面によく浮いている、アノ、とても細かな浮き草が奥までびっしりと詰まっていた。
水面が見えないどころか、コイツが厚く重なり合い、枯れて、まるで、茶色のカーペットみたい。
好ポイントで知られる、竹やぶの辺りも、全く入って行くことが不可能な状態。
エレキを壊しかねない。
ドン詰まり。
先ほど、そう表現したけれど、実際はそうではない。
更に奥まで細い水路状に繫がっている。
トッパー君、スターン(船尾)に、後ろ向きにアグラをかいたと思ったら、パドル1本で、ナンとも器用に10フィートの免許不要艇を操り始めた。
ドン詰まりの更に奥へ。。
▲シングルブレード・パドル1本。奥へ。
「誰も撃ってないっスよ!絶対!」
「それに、このカーペット、良く陽があたっているから、暖かそう。。蓄熱性も良さそうだし。水温より温度が高くなっているんじゃないカナ?」
ジェジェジェ!!コイツ、もしかして、釣る?
北岸だから、日当たりもいいし、風も防げる。そこまでは分かっていたものの。。
トッパー君、随分と深く入り込んだところで、8の字を描く様にパドルを動かし続けていたその手を止めた。
「ここ、釣れますよね。きっと。」
“ゴクリ。”と、ツバをのんだ。
そこは、カーペットが少しまばらとなって、その色味も茶色から緑に変わったエリア。
陽射しも、水中まで程よく届いていて、“まさに”という感じ。
「うん、うん。釣れるゾ!絶対!」
声には出さなかったけれど、そう叫んでいた。「行け!トッパー君!!」
フロッグが“ビュッ”と飛んで、“フワリ”と着水した。
声に出して、釣れる!と、叫んでいなくて良かった。。
そう。ここは、冬の亀山ダム。
そこまで甘くないのが現実であります。
12月16日、九州と四国から、あの男達が、この亀山にやって来る。
どんな釣りを見せてくれるだろう。
一瞬とは言え、不覚にも前座のトッパー君に興奮してしまった僕。。
頂上対決の釣りを目の当たりにしたら、いったい、どうなってしまうのか。。?
(ア)